メッセージ - 姦淫の現場で捕らえられた女(ヨハネ8:1−11)

姦淫の現場で捕らえられた女(ヨハネ8:1−11)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2011-9-4 18:01

礼拝説教メッセージ音声:姦淫の現場で捕らえられた女(ヨハネ8:1−11)
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「朝早くまた宮にはいられると、人々が皆みもとに集まってきたので、イエスはすわって彼らを教えておられた。」(ヨハネ8:2) 宮とは主が礼拝される所、人々が主の御言葉を聞く聖なる所である。
主がそこで御言葉を人々に語っておられる最中、挑戦的な表情の宗教者たちが、絶望的な表情の女性を引き摺って来て、目立つよう真ん中に立たせ、御言葉の聖なる場を、物々しい空気に塗り替えてしまった。
その女性は、姦淫の現場で捕らえられたため、裸同然のような状態で引き摺って来られたのかもしれない。
イエス様はこの様子を見ると顔を伏せ、口で語るのを止めて、地面にものを書かれた。
宗教者達はイエスに詰め寄って、「モーセは律法の中で、こういう女を石で打ち殺せと命じましたが、あなたはどう思いますか」と言ったが、イエス様は何も言わず、地面に指で書いておられた。
もし「律法の通り石で打て」と言うなら、「それならあなたがいつも言っている恵みと憐れみはどうなるのだ」と訴える材料になり、もし「赦せ」と言うなら、律法を破る事を勧めたかどで、これまた訴える材料にもなる。

皆さんは、万引きなど罪の現場を取り押さえられている所を見た事はあるだろうか。
捕らえる者は怒鳴ったり制圧などしながら捕縛し、連行し、人々が何事かと集まって好奇の眼差しを向ける。
最近では、珍奇な場面に遭遇した事をネットで実況するためか、携帯のカメラを向ける者も多くいる。
このような場面に「見る」側として置かれた時、人々はあれこれと解説したり評論したり、あたかも自分はその罪とは全く関係無いかのように振る舞い、そして、あたかもショーを見ているかのように楽しむのである。

宗教者達が姦淫の現場を都合よく押さえられたからには、裏で相当の準備があった筈で、最初に集まってアイデアを絞り出し、準備のためにそれらしい所へ出向いて片っ端からドアに耳をつけて盗み聞きしたか、あるいは、姦淫した男がその場に引き摺り出されていない所を見ると(律法ではこのケースは男女両方を連れてきて石打にしなくてはならない)、その男は彼らの仲間で、女をわざと陥れた事も十分考えられる。
告発者がなぜ正しく見えるか。それは告発されている者の罪に焦点が行くからで、サタンも同じく告発する。
しかし、人を陥れ告発するための裏の手配は、相当醜く汚いもので、汚い女一人の命でイエス様を陥れられるなんて安いなどと思う宗教者達も、その状況を見て楽しむ群衆も、人間の実状は相当罪に汚れている。

宗教者達は、俯いて書いておられるイエス様に、勝ち誇ったようにしつこく問い続け、群集達もますますざわつく中、イエス様は静かに立って、人々をじっと見た。その場は静かになり、イエス様の声だけが響いた。
「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
場は凍りつき、長く生きた者から一人一人、何も言わずに出て行き、野次っていた群集も、宗教者達も皆、すごすごと出て行き、そこには、地面に書いておられるイエス様と、女だけが残された。
イエス様は、聖なる宮を汚い見世物場に塗り替えてしまった宗教者達や、同調して騒ぎ立てた群衆を糾弾する事は無く、また姦淫の女を罪定めする事も無く、静かに、人々の罪を指摘し、そして、覆って下さった。

イエス様は指で何を書いたのだろうか? それは分からないが、神様が自らの指で書いた聖書の箇所は3つあり、一つ目は石の板に十戒を書き(出20章)、二つ目はベルシャツァル宮殿の壁に「メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン」と書き(ダニエル5章)、そして三つ目が、この場面である。
一つ目の場面では人の守るべき神の基準が石の板に記され、二つ目の場面では、人の行いが神の基準に数えられ(メネ)、量りにかけられ(テケル)、そして足りないとして裁かれ、分けられ(パルシン)てしまった。
三つ目のこの場面で、主は何を書いたのか分からないが、「わたしもあなたを罪に定めない。」と言われた。

もし私達が神の指によって書かれた内容によって量られるなら、罪々が数えられ、目方は絶対に足りない。
しかし主イエス様は、尊い血の代価で私達の死を、いのちで買い取って下さった。
「婦人よ、あなたの罪ばかりでなく、石を投げようとした人達、そして人類全体の罪を、わたしが引き受けます。わたしが命を差し出し、血の代価で人類全体の不足分を買い取ります」と言っているのではなかろうか。
「行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」
主が払ってくださった尊いいのちを、尊い血潮を、私達は敢えて罪を犯す事によって軽んじてはならない。

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