メッセージ - 神の子とされ相続人とされた(ローマ8:12-17)
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韓国語通訳有
知らない男が突然「ついて来てタダで働け」と言っても、そんな言葉に従う責任が無いように、私たちは、肉に従って生きるという責任を肉に対して負っていない。(ローマ8:12)
なぜならキリストにあって、罪に対しては十字架につけられたため、もはや肉に従って歩む責任を負っていないからである。
しかし、もし私達が肉に従って歩むなら、私達は確実に死に、霊によって肉の欲を殺すなら、私達は生きる。(13節)
御霊によって歩む者こそ、神の子であり(14節)、子とされたからには相続人であり、世の始まる以前から用意された、あらゆる良き物を、キリストと共に相続する権利まで与えられている。
御霊は、奴隷に権威や威圧によって隷属させるような霊ではなく、神様の子とする霊、自由人とする霊である。
アブラハムは、神の約束があったにも関わらず先走り、肉体的力によって奴隷女ハガルとの子イシュマエルを生んでしまった。
しかし後に、肉の力によらずに自由の女サラとの子イサクが与えられ、神の約束が成就した。
肉の力によって支配される弱肉強食の世は、イシュマエルに属するが、キリストにある私達こそイサクの系統に属する約束の子供たちで(ガラテヤ4:28)、肉によらず、力によらず、ただ御霊によって生きる者達である。
しかし、かつて肉によって生まれた者イシュマエルが、霊によって生まれた者イサクを迫害したように、そのように今もまた同じことがなされている。
しかし、聖書は「女奴隷と彼女の息子をあなたは追い出せ。なぜなら、女奴隷の息子は、自由の女の息子と共に相続することは決してしてはならない」と書いてある。(ガラテヤ4:29)
神の子である以上、世にあっては迫害や艱難があるが、キリストは世に勝利して下さった。
神は肉に属する者を私達の周りから追い出し、子として下さった私達を、責任を持って守り、教育を施し、あらゆる良きものを受け継ぐよう、最善へと導いてくださるのである。