メッセージ - 信仰は聞く事から(ローマ10:14-21)
礼拝説教メッセージ音声:信仰は聞く事から(ローマ10:14-21):右クリックで保存
韓国語通訳有
救われる事の条件は、イエスを信じる事だ。
その前提条件として、まず福音を聞いていなければならない。
そのまた前提条件として、福音が述べ伝えられていなければならない。
「信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。」(ローマ10:14)
だからまず、福音は宣べ伝えられる必要があり、伝道はとても大切という事になる。
しかし、正しい知識の無い熱心は良くない。
まず、イエスというお方について良く知っている必要がある。
このお方は、知れば知るほど伝えたいという衝動が強くなってゆく「善いお方」であり、主から志が与えられ、遣わされなくては伝える事は出来ない。(15節)
本来、イスラエルがイエスというメシヤを受け入れ、その福音がユダヤから広がって行くはずだったが、民族としては、なんとメシヤを拒否してしまった。
「それでは、尋ねよう。彼らは聞いたことがなかったのだろうか。もちろん聞いたのです。「その声は全地に響き渡り、その言葉は世界の果てにまで及ぶ」のです。」(10:18)
まず、律法や預言書によって、イエスが救い主である事が予め示されていたし、このローマ書が書かれた時点でも、福音は地中海世界全体に広がっているし、何より、イエス様が活動された3年半の間、数々の証拠としての奇跡をもって、ご自身がメシヤである事は、イスラエルにおいて既に示されていた。
にもかかわらず、彼らは頑なにそれを受け入れなかった。
例えば、会社に雇われている人が、この商品を売って来るようにと言われているのに、それを聞いていながら行きもせず、自分勝手に机や椅子をピカピカに磨く事で頑張っても、上司から怒られるだけである。
同じように、イスラエルも、神様から示された救い主はイエスなのに、自分勝手な義を勝手に考え出し、それを一生懸命頑張っているだけで、救われないのである。
しかし、神様から示された通りにそのまま信じた異邦人達は、元々神の民ではなかったというのに、救われた。
その結果、イザヤの預言「わたしは、わたしを探さなかった者たちに見いだされ、わたしを尋ねなかった者たちに自分を現した」が実現したのである。(20節)
「しかし、イスラエルについては、「わたしは、不従順で反抗する民に、一日中手を差し伸べた」と言っています。」(21節)
神はそんな頑なな民に対しても、忍耐深く、立ち返るようにと、手を差し伸べながら待っておられる。
私達もイスラエルの罠に陥ってしまわないためには、まず聞いて、そして御心を理解するよう気をつけるべきである。
「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」(17節)
熱心なのは確かに大切であるが、その前に、「聞く」事から全てが始まるのだ。
御言葉をしっかり聞き、御心を理解して、その通り行えば救われ、そして豊かに祝福される。
そのような皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します!