メッセージ - 2つの「しない」のすすめ(ローマ14:18-23)
礼拝説教メッセージ音声:2つの「しない」のすすめ(ローマ14:18-23):右クリックで保存
韓国語通訳有
ローマ14章の趣旨は、裁いてはならない事と、兄弟姉妹を躓かせない事の、2つの勧めである。
パウロの手紙には兄弟姉妹への薦めは多いが、「しない」の勧めは重要である。
それらの二つは、自分の価値観や主張を押し通す事によって引き起こされる。
そのような議論や論理のぶつけ合いは、何も生み出さないどころか、害悪に満ちている。
2テモテ2章を見ると、言葉の論争は人々を滅ぼすもので(14節)、俗悪なむだ話は人々を不敬虔へと導き、その話は癌のように広がって行く、とある。(16,17節)
つまり、教会の会議などで10人そこにいるとして、2人が言葉の論争をしていたなら、その時間中、害毒の悪影響を、残り8人に振り蒔いてしまう事になる。
むしろ私達は、熟練した者、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励むべきである。(15節)
「だから、平和や互いの向上に役立つことを追い求めようではありませんか。」(ロマ14:19)
兄弟姉妹の間に争いが無く、平和であるというのは、それだけ兄弟姉妹が成長しやすい土壌があるという事である。
争いや不和は、信仰の歩みを2、3歩後退させるが、御言葉による建て上げは、1、2歩進ませる。
後退する方を多く見積もったのは、それだけ私達の肉は、争いや不和をする方が容易だからだ。
「肉も食べなければぶどう酒も飲まず、そのほか兄弟を罪に誘うようなことをしないのが望ましい。」(ロマ 14:21)
肉やぶどう酒を摂取しないのは、これらが悪い食べ物だから、ではなく、兄弟を罪に誘うようなことをしないのが良い、だから食べない方が望ましい、と言うのである。
私達はキリストにあって自由を得ており、何を食べても良いのだが、全ての事が益となる訳ではない。
私達は、何が兄弟姉妹の躓きとなり、何が建て上げる事になるのか、考慮した上で物事を為すべきである。
教会の中において、兄弟姉妹を建て上げる皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します!