メッセージ - 交わりの純度を保つために(1コリント5:1-8)
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韓国語通訳有
キリストに呼び出された者達の集まりは、聖なる集いである。
それなのに、コリントの教会には、父の妻を妻としているような者がおり、しかもその者は悠然と教会を出入りし、兄弟姉妹達は、そのような者を悲しみつつ取り除こう、という事をしなかった。
そこでパウロは、主イエスの権威によってさばき、その者をサタンに引き渡した。(1コリント5:4-5)
彼がこのような対応を取らざるを得なかったのは、コリントの教会では自浄作用が機能しておらず、本来、教会がするべき事を誰もしないから、パウロが霊においてその者を裁いたのである。
兄弟姉妹を敢えてサタンに引き渡すのは、その者の肉的な部分が滅び、また、その者の行く様を見て他の者達が戒めを受け、そして、彼の霊が主の日に救われるためである。(5節)
教会とは、何でもかんでも許して、愛して、受け入れて、、、という集団ではない。
敢えて主の嫌われる事を平気でするような汚れた者が同居したまま、自分も健全に保っていける、と思っているなら、それは誇り高ぶっている。
過ぎ越しのパンにはパン種を入れてはならないのと同じように、教会全体が主に受け入れられる捧げものとなるためには、そのような者は除かなくてはならない。
主の忌み嫌われる行いを悔い改めず、他の聖徒達に悪い影響おを与え続ける者に対しては、このようにすべき事を、パウロは模範として示してくれたのだ。
主が忌み嫌われる事を行っている兄弟姉妹は、すぐに追い出すのではなく、その前に、戒めなくてはならない。
「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。
聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によって確定されるようになるためである。
それでも聞き入れなければ、教会に申し出なさい。教会の言うことも聞き入れないなら、その人を異邦人か徴税人と同様に見なしなさい。
はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」(マタイ18:14-18)
「現に、あなたがたはパン種の入っていない者なのです。キリストが、わたしたちの過越の小羊として屠られたからです。」(7節)
キリストは、私達の罪の身代わりとなるために、過越の小羊として、既にほふられた。
その聖なる愛さんの場に罪を持ち込むという事は、どれほど重い罪だろう。
「だから、古いパン種や悪意と邪悪のパン種を用いないで、パン種の入っていない、純粋で真実のパンで過越祭を祝おうではありませんか。」(8節)
キリストのおられる交わりの純度を保つために、時には兄弟姉妹を戒める勇気を、常に持っておきたい。