メッセージ - 与えられている自由の用い方(1コリント10章23-33)

与えられている自由の用い方(1コリント10章23-33)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(新約) » 1コリント人への手紙
執筆 : 
pastor 2011-12-27 20:52

礼拝説教メッセージ音声:与えられている自由の用い方(1コリント10章23-33):右クリックで保存
韓国語通訳有

『「すべてのことが許されている。」しかし、すべてのことが益になるわけではない。「すべてのことが許されている。」しかし、すべてのことがわたしたちを造り上げるわけではない。』(1コリ10:23)
パウロは6章12節でも同じことを言っていますので、おそらくコリントの人達は、この言葉を根拠にして、好き放題な事を行っていたのかもしれません。
キリスト者には全ての事を行える自由が確かにありますが、「すべてのことが益になるわけではない」と言っています。

キリスト者には自由が与えられているのですが、何でもかんでもやっていい、というわけではありません。
その自由が、ある人にとっては躓きとなり、ある人にとっては滅びになるかもしれないからです。
それで「だれでも、自分の利益ではなく他人の利益を追い求めなさい。」と24節に書いてある通り、他の人への心遣いも必要です。

偶像の宮で捧げられた肉を、食べるか食べないかの話の続きが、25節以降に出てきます。
25節に 「市場で売っているものは、良心の問題としていちいち詮索せず、何でも食べなさい。「地とそこに満ちているものは、主のもの」だからです。」とあります。

信仰の無い人から食事に招待され、それに応じる場合、食事が偶像に捧げられた物かどうかといった心配はせず、そのまま感謝して食べなさい、と、パウロは27節で勧めております。
信仰の無い人に招待されたら断りなさい、とは、言っていない事に注目下さい。
そんな事でなら、この世で社会生活は成り立ちません。
自分が汚れを受ける事を心配するよりも、その人の所に行って、キリストを届ける方が、はるかに有益です。

さて、ここで昨日のメッセージをお聞きになった方の中には、疑問が沸いた方もいるかもしれません。
昨日のメッセージの箇所は、偶像に捧げた肉は悪霊に捧げたものである、だから、それを食べて、悪霊と交わる者となり、主の妬みを引き起こすようなことをして良いものだろうか、という所でした。
それなのに今日の箇所では、いちいち詮索せずに、そのまま食べなさい、と言っています。
偶像崇拝者の出される食事は、偶像に捧げられたものが出される確立は高いはずですが、果たしてそれで良いのでしょうか。
それを読み解くキーワードは、30節「感謝をして食べるなら」ということです。

神に感謝を捧げて食べるなら、それは清められるのです。
「しかし、この食物は、信仰を持ち、真理を認識した人たちが感謝して食べるようにと、神がお造りになったものです。
というのは、神がお造りになったものはすべて良いものであり、感謝して受けるならば、何一つ捨てるものはないからです。 神の言葉と祈りとによって聖なるものとされるのです。」(第一テモテ4:3-5)
たとえ、偶像の宮に捧げられた肉を出されても、感謝して受けるのであれば、神の言葉と祈りによって、清められるのです。

イエス様に穢れた女が触れると、その女が信仰を持っていたので、彼女は清められました。
穢れたものが、キリストイエスの名によって、清められれば、それは、清められるのです。
私達も、たとえ穢れたものを受けても、神の祈りと言葉によって、清められるのです。

なお、次の事は、私・林の信仰であって、全てのキリスト者が受け入れられる信仰では無い事を知りつつ、語らせていただきます。
日本の農作物の一部は放射能汚染されていて、市場に売られているものが汚染されているかどうかと心配しつつも、かと言って食料は必要なので、とりあえず買って食べている状況です。
私は、第一テモテ4:3-5の、感謝の祈りをして頂くのであれば聖なるものとされる、という御言葉と、また、もう一つの根拠の御言葉「信じる人々には、、、たとい毒を飲んでも決して害を受けず」(マルコ16:17-18)という御言葉を、そのまま信じておりますので、食事に関しては、出されたものはいちいち心配や詮索をせず、神様に感謝をして頂く事にしております。
但し、明らかに「汚染されている」と分かっている物に関しては、人に勧めませんし、私も食べません。
全ての人が同じ信仰に立っている訳ではありませんし、それで人の躓きとなったり、無益な議論を引き起こしたりしないためです。
(以上の事は、私の信仰であって、人に勧めるものではありません。汚染されている・されていないの判断や、食べる・食べないの判断は、各々の信仰と責任に従って行って頂きたいと思います。)
とにかく、食前の感謝の祈りは、大いに有益である事は、確かなのです。

さて、今日の箇所でパウロが伝えたかった事のまとめは「ユダヤ人にも、ギリシア人にも、神の教会にも、あなたがたは人を惑わす原因にならないようにしなさい。」(32節)です。
ギリシア人は律法を持たない民、ユダヤ人は律法を持っている人達ですが、全ての人に対して躓きを与えないように、と強調しており、また33節にある通り、パウロは全ての人々を救うために、日夜苦心しているのです。
キリスト者には自由を与えられておりますが、その自由は、自分の好き放題、自由奔放という事ではありません。
むしろ、人を建て上げるのに、躓きとなるのであれば敢えてその自由を、あえて「制限する自由」が、クリスチャンには与えられております。

与えられている自由を、ぜひ、キリストを建て上げるために用いる皆さんでありますように。
そして、食前には感謝をささげて、頂くものを清め、また、あらゆるものに感謝して、それらを聖なるものとする、その祭司の役割を存分に発揮する皆さんでありますように。
イエス様の御名前によって、祝福いたします。
アーメン。

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