メッセージ - 神の言葉を曲げる事無く(2コリント4:1-6)
礼拝説教メッセージ音声:神の言葉を曲げる事無く(2コリント4:1-6):右クリックで保存
韓国語通訳有
「わたしたちは、自分自身を宣べ伝えるのではなく、主であるイエス・キリストを宣べ伝えています。」(2コリント4:5)
イエスキリストにあって、いのちの務めを為す際に、最も大切な事は、より多くの人を惹き付ける事ではなく、神の言葉を曲げる事無く正しく伝える、という事です。
多くの人が受け入れやすいよう、意図的に「地獄は無い」とか「イエス以外でも救いはある」などと言うのは、もっての外ですが、自分が善い事をしていると思いつつ、無意識的に、神の言葉を曲げる人もあります。
例えば「弱い人を憐れみたい」という思いが強いために、キリストを主としてもいないのに「あなたは高価で尊い」「天国がある」などと、聖書の特典的な良い面ばかりを語って、キリストの十字架を語らないのは、神のことを思わず、人間のことを思う者であり、そのようにしたい誘惑は、サタンの巧妙な罠です。
「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」(マタイ16:23)
御言葉を正しく伝えるのは私達の責任ですが、福音を受け入れるか受け入れないかは、聞いた人の責任になります。
しかし4節を見ると、不信者の目をくらまし、キリストの栄光を輝かせない霊的存在があるようです。
そのような霊的勢力に対しては、霊的な武器をもって対抗しなくてはなりません。
「わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。」(エペソ6:12)
「真理の帯」がぐらぐらしていては、霊的武具はすぐに解けてしまいますし、「救いの兜」がしっかりしていなかったら、すぐに頭(思い)を攻撃されてしまいます。
唯一の攻撃の武器は「御言葉の剣」であり、エバはこれを正しく用いずやられてしまいました(創世記3章)が、キリストは3度、御言葉の剣で正しく対処し、勝利しました。(マタイ4:1-11)
私達の内の、真理や救いの確信、義とされている事、救いの平和、信仰、そして御言葉が、しっかりしている事こそ大切である事は、エペソ6章10-17節をお読みいただければ理解出来ます。
『「光が、やみの中から輝き出よ。」と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださったのです。』(2コリント4:6)
私たちが神の栄光を知る知識を輝かせるには、「光あれ」と言われた神によって照らし出されなくてはならず、キリストを知る知識のかおりをを漂わせるには、キリストに全く服従し、キリストについていかなくてはなりません。(2コリント2:14-17)
パウロのように、キリストに全面降伏しているのであれば、私達もキリストの香りを放つ者となり、栄光の光を輝かせる者となります。
御言葉を混ぜ物する事無く正しく伝え、キリストの光を放ち、キリストの香りをさらに放つ皆さんでありますように。
イエス様の御名前によって祝福いたします。
アーメン。