メッセージ - 許された範囲で(2コリント10:9-18)
礼拝説教メッセージ音声:許された範囲で(2コリント10:9-18):右クリックで保存
韓国語通訳有
サマリヤ人が福音を受け入れなかった時、ヤコブとヨハネは「主よ。私たちが天から火を呼び下して、彼らを焼き滅ぼしましょうか。」と言いましたが、イエス様は戒められました。
私達は、与えられている権威を、自分の感情にまかせて乱用すべきではなく、主に許された範囲で行使すべきです。
パウロは、コリントの人を戒めた時、威嚇的な態度を取る事はしませんでした。
結果、ある人達はパウロのことを、「手紙は重々しく力強いが、実際に会ってみると弱々しい人で、話もつまらない」(10節)と言うようになってしまいました。
パウロは、人を威圧するような外見ではなかったし、話し方も雄弁で力強いものではなかったようです。
私たちが権威を帯びるようになるには、人間的な強さを鍛えるのではなく、御言葉に従順する事によります。
御言葉に服従し、信仰を混ぜ込んで唇から語られた言葉は、大きな力があります。
私たちの戦いは肉のものではないのです。
パウロの反対者達は、人間的な標準でパウロたちを揶揄しましたが、パウロは、そうした評価や比較の応酬をするような土俵に上がる事はしない、と言っています。
それは、全く愚かな事です。
「わたしたちは、自己推薦する者たちと自分を同列に置いたり、比較したりしようなどとは思いません。彼らは仲間どうしで評価し合い、比較し合っていますが、愚かなことです。」(12節)
彼らのような者達は、真理という土俵へと引きずり出して、御言葉で戦うべきです。
「わたしたちは、限度を超えては誇らず、神が割り当ててくださった範囲内で誇る、つまり、あなたがたのところまで行ったということで誇るのです。」
パウロの反対者達は、パウロが働いてアポロが水を注ぎ、神が育ててくださった、コリントという畑を、我が物のようにして食い荒らしたのです。
私達には、神様から与えられている働きの領域があり、そこから出て何かする事は、越権行為です。
委ねられた領域でしっかりと権威に従い、自分由来の肉的な強さを誇る事なく、権威を与えて下さる主を誇るべきです。
「誇るものは主を誇れ。」(17節)
主から委ねられた権威を忠実に実行し、主の仕事を為していく皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します!