メッセージ - 真理を妥協するなかれ(ガラテヤ2:1-5)
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韓国語通訳有
ある人々が「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と教え、それによって混乱が生じた時、パウロ達は決して妥協する事なく、使徒や長老たちに協議するために、エルサレムへ上った。(使徒15:1-2)
これがいわゆるエルサレム使徒会議である。
この会議で主が為して来られた御業の数々が挙げられ、それらを総合すると、人の救いは、ただ信仰によって以外には考えられない事が明らかとされ、律法を異邦人にも強要して悩ませてはならない、という結論に至った。
もしパウロがあの時、少しでも譲歩していたらなら、私達異邦人にここまで福音は広まっていなかった事だろう。
「聞くところによると、わたしたちのうちのある者がそちらへ行き、わたしたちから何の指示もないのに、いろいろなことを言って、あなたがたを騒がせ動揺させたとのことです。」(使徒15:24)
割礼など律法の行いを強要しようとした者達は、元々、エルサレム教会から何の指示も無いのに、勝手にそのように言って、混乱させたのだ。
アンテオケの教会は真理を妥協しなかったお陰で、健全に成長して行ったが、福音に混ぜ物する輩は古今東西後を絶たないもので、ガラテヤ人達は、それによって惑わされてしまった。
「潜り込んで来た偽の兄弟たちがいたのに、強制されなかったのです。彼らは、わたしたちを奴隷にしようとして、わたしたちがキリスト・イエスによって得ている自由を付けねらい、こっそり入り込んで来たのでした。」(ガラテヤ2:4)
偽の兄弟たちは一見正しい事を言っているようで、神に仕えているかのように見えるが、心の中はそうではなく、律法に通じている事を自慢の種にして、主にある兄弟姉妹達を支配して、上の立場に立ち、偉ぶりたいのだ。
「福音の真理が、あなたがたのもとにいつもとどまっているように、わたしたちは、片ときもそのような者たちに屈服して譲歩するようなことはしませんでした。」(ガラテヤ2:5)
単に偉ぶりたいがためにキリストの福音を曲げてしまうような輩に対しては、パウロのように、一歩も譲歩してはならない。
パウロが地中海方面に福音を広める事が出来たは、パウロの力というより、パウロの伝えた福音の御言葉そのものに力があったからだ。
パウロは福音を混ぜ物する事なくダイレクトに伝え、御言葉の純度を保つ事において少しも妥協しなかったからこそ、御言葉自らが人々をいのちに満たし、造り変え、そうして福音が広まっていったのである。
真理を曇らせる者達に決して譲歩する事無く、御言葉なるキリストご自身に働いていただくように、主に用いられる皆さんでありますように!
イエス様の名前によって祝福します!