メッセージ - はなはだ良かった(創世記1:24-31)
礼拝説教メッセージ音声:はなはだ良かった(創世記1:24-31):右クリックで保存
韓国語通訳有
創造の第六日目、神は地上の生物を造られ、そしていよいよ、人間を創られた。
人間は言葉で意志伝達し、火を使い、技術を向上させるなど、他の動物と違う所は色々あるが、何より根本的に違う事は、人は「神のかたちに創られている」事である。
人は、神さえ犯す事の出来ない尊厳があり、創造主である神に不従順する事さえ神が許された程、人の自由意志とは尊いものである。
神はご自身のかたちに人を創造し、全ての生き物を支配するよう、命じられた。
果たして人間ごときが全てを支配して良いものだろうか?という疑問が沸くかもしれないが、そもそもその疑問が沸く事が、人には「罪」があるという事の証左である。
この時代、人はまだ罪を知らなかった。
「被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。・・・被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。被造物だけでなく、“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。」(ローマ8:19-23)
神は、全てを支配するようにと人を創られており、人間こそ、全被造物・全宇宙の、中心的存在である。
そこまで言うのは傲慢だ、人間は逆に地球のガン細胞だ、と言う者もいる。
しかし実際のところ、全被造物のガンとは、全てを破壊して混沌へと導き、人間をも欺き、人類に罪を導入し、人類ばかりでなく、被造物全体を悲惨のうめきに閉じ込めてしまったサタンのほうである。
「わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。
天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。
イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。」(エペソ1:3-5)
神が、私たち人間を、天のあらゆる霊的祝福で満たそうと、愛を持って定めらておられたのも、私達がキリストにあって祝福を受ける事が定められたのも、なんと、天地創造の前からである。
「光よあれ」と神が言われる以前から、すでに神のご計画の中には私達が存在し、汚れのないキリストの花嫁として、私達を定めておられた、というのである。
この途方もない事を、信じられるだろうか?
しかし書いてあるからには、信じるしかない。
第六日目に神が人を創造し、そして完成した全てのものをご覧になった時「はなはだよかった」と神は言われた。(31節)
神の創造は元々、完全な調和にあり、完全な美しさに満ち満ちていたのである。
今の被造物世界も、私達自身も、そのような創造本来の在り方から大分離れてしまっているが、その本来あるべき姿に戻るにはどうしたら良いのか?
それは、一言で言えば、キリストの内に戻る事である。
キリストにあって本来あるべき状態へ戻り、キリストにあって創造当初の「はなはだ良い」状態の内を、歩み続ける皆さんでありますように!
イエス様の名前によって祝福します!