メッセージ - 蛇と女の子孫(創世記3:14-16)
礼拝説教メッセージ音声:蛇と女の子孫(創世記3:14-16):右クリックで保存
韓国語通訳有
神はまず、蛇に対して呪いを定められた。
「お前は、あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で、呪われるものとなった。お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。」(創世記3:14)
サタンは地を行き巡って、ほうぼうを練り歩き、神の前に訴えるべき獲物、食い尽くすべき塵を探しまわっている。(ヨブ1:7)
サタンがヨブを訴えた時、神はヨブを試みる事を許可したが、それによってヨブが誤った事をしてしまったとしても、しっかりと救いの道を備えてくださった。
ヨブは確かに全てを失って酷い目に遭ったが、彼は以前よりも遥かに主を知り、主に近くなり、そして以前よりも2倍も祝福された。
サタンがシモン・ペテロをふるいにかけた時も、主は決して見捨てる事無く、信仰が無くならないよう、あらかじめ執り成しておられた(ルカ22:31-32)し、そして、サタンがエバを唆した時も、主は決して見捨てる事無く、人類に対する救いの道を用意していて下さった。
「お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に、わたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕き、お前は彼のかかとを砕く。」(創世記3:15)
主の、人類全体を贖うご計画は、この女の子孫(単数形)によって成し遂げられる。
この単数形の女の子孫こそ、主イエスキリストであり、彼によってサタンの頭は砕かれ、その血によって私達の罪に対する罰金は支払われ、再び永遠のいのちへの道が開かれたのだ。
「神は女に向かって言われた。「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。お前は、苦しんで子を産む。お前は男を求め/彼はお前を支配する。」(創世記3:16)
女には、生みの苦しみと男に支配される事が定められたが、「しかし婦人は、信仰と愛と清さを保ち続け、貞淑であるならば、子を産むことによって救われます。」(1テモテ2:15)
ここの「子を産む事によって救われる」とは、どういうことか。
黙示録12章に、女と、その女が産みの苦しみを経て産んだ子と、それと敵対する巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者の記述がある。
女が産んだ子は、鉄の杖でもってすべての国民を治める者、すなわちキリストであり、女は太陽(キリスト)をまとい、月と星のしるしを持つ者、すなわち、教会を現すと思われる。
私達教会は、福音伝道によって、キリストのいのちを生んで、増えて、地に満ちて行く者、キリストの花嫁として、キリストを宿し、キリストを生んで行くのである。
「若い者が処女をめとるように/あなたの「子ら(子孫達)」はあなたを「めとり(保護者となり)」、花婿が花嫁を喜ぶように/あなたの神はあなたを喜ばれる。」(イザヤ62:5)