メッセージ - 行いを伴う信仰によって救われる(創世記6:17-22)
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韓国語通訳有
「見よ、わたしは地上に洪水をもたらし、命の霊をもつ、すべて肉なるものを天の下から滅ぼす。地上のすべてのものは息絶える。」(17節)
前回まで学んで来たように、神は人を身勝手に創造して、また身勝手に滅ぼすお方ではない。
私たちは創世記1章から6章まで読むまでに1時間もかからないが、時間的には千年以上の月日が流れており、神はその間、人が悔い改めて立ち返るのを、ずっと忍耐して待っておられた。
しかし人類は、エノクやノアを通して義が伝えられても立ち返らず、とうとう、ノア達以外の人類は全て暴虐に溢れ、道ならぬ事をするようになってしまった。
そこで神は、ノアを通して救いのご計画を発動されたのである。
「わたしはあなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちと共に箱舟に入りなさい。」(18節)
邪悪な時代の中にあっても、しっかりと信仰を守り、忍耐して御言葉を実験している者は、家族単位で救われる。
この時代救われたのは、ノアとその家族だけでなく、各種類の鳥、動物、地をはう全ての全てであった。
そのようにノアが多くのいのちを救うことができたのは、神から命じられた事を全て忠実に行ったからである。
神様に命じられて、ノアが建造したのは、全長135m、幅22.5m、高さ13.5mの巨大な船であった。
横浜大さん橋にも時折、100mを超える船が停泊するが、そのような巨大船を、なんと500歳以上の老夫婦と、その子である3組の夫婦の、計8人が仕上げた訳である。
一体どれほどの労力があっただろう。そしてそのように実際にしてしまう信仰と、また、子供たち家族にそのように行わせたほどの信仰の確信は、どれほどであろうか。
その途方もない、人の目から見たら気違い沙汰とも思える事業を、何十年もかけて成し遂げ、その箱舟が完成した時、ノアの信仰が実体となったのである。
「わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、彼を救うことができるでしょうか。・・・信仰もこれと同じです。行いが伴わないなら、信仰はそれだけでは死んだものです。」(ヤコブ2:14−17)
もしノアが、聞いていても行っていなかったなら、彼の家族の救いも、生き物たちの救いも、無かっただろうし、彼が信仰に妥協して、長さ50mの船を作っても、救いは無かっただろう。
「ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。」(22節)
もし今、主から何かするよう示されているなら、足したる引いたりせず、実行に移すべきである。
もし主から何か悔い改めが示されているなら、悔い改めにふさわしい実を結ぶべきである。
何か御言葉が与えられているなら、その通り為すべきである。
ノアが命じられた通りにそのまま実行して救いを得、多くのいのちを救ったように、皆さんもまた、実践を伴う信仰によって多くの命をも救いますように!
イエス様の名前によって祝福します!