メッセージ - 202011のエントリ

主日礼拝

イエス・キリストの系図に入る性質と、除外される性質(マタイ1:1-17)

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週報/メッセージ(説教)概要

 全ての人を救う神の御子、救い主イエス・キリストのご降誕を待ち望むアドベント(降誕節)が始まった。
キリストの福音が記されている新約聖書で、真っ先に書かれた内容は、キリストに至るまでの系図であった。
系図に記されている多くの人々の名。これはまさに、神が私達・人の救いに関わって下さった、歴史である。
 神はまず、アブラハムに歩み寄られた。彼が75歳になった時、神は「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。」と声をかけ、アブラハムはそれに従った。(創世記12章)
 人が神に呼び出され、自分の生来で生きる事を離れ、神に導かれて行く。これが神の贖い歴史の始まり、救い主イエス・キリストへ通じる栄光の系図の始まりで、その性質をイサク、ヤコブ、ユダが受け継いで行く。
 このマタイの系図の特徴的な点は、本来なら入るはずもない女達も、系図に加えられている所である。
 ユダが異邦の女と結婚してアブラハム以来の信仰の家系を絶やしそうになった時、タマル(3節)は遊女の格好までしてユダとの間に子をもうけたが、子を残す営みを侮った異邦の女の子供達は家系から絶えた。
 「サルモンはラハブによるボアズの父」(5節a) ラハブは本来、滅ぼされるべきカナンの遊女だったが、罪にまみれた都の中から、神の民にあこがれ、主は彼女のあこがれを天から見ておられ、イスラエルの二人の斥候を彼女の家へ遣わした。その時、ラハブは彼らに「あなた方の神、主は上の天にも、下の地にも、神でいらせられる」(ヨシュア2:11)と告白した。それで彼女は、罪深い都が滅ぼされる時、一緒に滅ぼされる所を免れ、救われ、ユダの子孫サルモンと結婚して、栄光の家系へと入った。そうしてボアズが生まれた。
 「ボアズはルツによるオベデの父」(5節b) ルツも、本来イスラエルに加えられてはならないモアブの女だったが、彼女の義理の・母ナオミから、イスラエルの神を教えられ、この神にあこがれ、「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。」と告白し、神の民の中に入って来た(ルツ記1章)。ルツがナオミのために落ち穂を拾いに行く時、神は彼女をボアズの畑へと導き、そうしてルツとボアズは出会って、結婚した。
こうしてオベデが生まれ、エッサイが生まれ、そしてダビデ王が生まれた。まことに主は、全人類一人一人の思いを読んでおられ、その心が主と一つになっている人に、御力を現して下さるのだ。(2歴代誌16:9)
 
 「ヨラムはウジヤの父」(8節)と記されているが、第2歴代誌22-25章を見ると、ヨラムとウジヤの間には、アハズヤ、ヨアシュ、アマツヤの3人の王がいたはずだが、彼らはこの系図から、除外されている。
 アハズヤは、主に逆らう母の助言に従って主を捨て、殺された。ヨアシュは、祭司エホヤダの助言通り生きていた時は大いに栄えたが、祭司が死んだ後、主に従わない者の助言に従って主を捨て、謀反にあって殺された。アマツヤは、初めは主に聞き従って祝福されたが、傲慢になって偶像礼拝するようになり、預言者にも逆らい、謀反にあって殺された。これらは、栄光の系図から、名前を除外されてしまう性質である。
 「ヨシヤはバビロンへ移されたころ、エコニヤとその兄弟たちとの父となった。」(11節) 実際にはヨシヤとエコニヤの間や後にも王がいるのに、彼らも系図から除外されてしまっている。いずれも除外されて然るべき性質だったからだ。系図に載っている王達も、途中から傲慢になって主を怒らせたり、あるいは、初めから終わりまで主に逆らって、主を怒らせた王の世代が、ずっと続いたので、ついに、バビロン捕囚となった。
 バビロン捕囚以降、イスラエルの王座につく者は、今に至るまで、一人もいない。しかし主の恵みは、ずっと注がれ続けていた。旧約聖書最後のマラキ以降、預言者は途絶えて四百年、民は神を求め、救いを求める祈りが積まれ、それが天に達した時、ついに神は、ダビデの子孫からイエス・キリストをおこされた。
 『アブラハムからダビデまでの代は合わせて十四代、ダビデからバビロンへ移されるまでは十四代、そして、バビロンへ移されてからキリストまでは十四代である』(17節) 十四は、ヘブライ語のゲマトリアではダビデの数字で、ダビデの名の意味は、「愛された」である。すなわち主は、アブラハムからダビデの時代も、また主に反逆し続けた歴代の王たちの時代も、バビロン捕囚の暗黒の時代も、主の民をずっと「愛され」続けたのであり、その究極の愛の形として、イエス・キリストを、赤ちゃんとして、この世にプレゼントされたのだ。
 
 イエス・キリストの系図。この系図にいたはずの名が除外されてしまっていたり、本来系図に入るはずもなかった名が記されていたり…。これは、私達へのメッセージである。自分の生来に生きる事を止め、主にあこがれ、神の言葉に導かれて生きるなら、私達もその系図に加わる事ができる。しかし神を軽んじて生きるなら、除外されてしまう。イエス・キリストの家系に入り、栄光の歴史を紡いでいく皆さんでありますように!

主日礼拝

主の完全なる時間空間の支配権(エズラ1:1-8)

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週報/メッセージ(説教)概要

 前々回はイザヤ45章から恵みを頂いたが、本日はさらに色々な箇所から、主の驚くべき御業を見たい。
 BC539年、クロスは労せずバビロンを制圧して手に入れたが、その事は200年も前から、イザヤを通して正確に預言されていた。クロスが軍隊を率いてバビロンに来た時、当時のバビロンの王・ベルシャツァルは、バビロンの強大な城壁や、鉄のかんぬきがかかった青銅の扉、また、大きな船さえ行き来できる巨大な堀に、また、ふんだんに蓄えられた食料に安住し、クロスを甘く見ていた。実際クロスも、これを見て、「これほど巨大で、これほど高い防壁に囲まれた都市を強襲して陥落させる事など誰にできよう」と、弱気になった(キュロスの教育7章7節)。 ところが、バビロンはたった一晩で、クロスによって陥落させられる。
 驚く事に、その時の様子も、また彼が取った戦術も、200年前に、正確に預言されていた。『わたしは、わがしもべの言葉を遂げさせ、わが使の計りごとを成らせ…、また淵については『乾け、わたしはあなたの諸々の川を干す』と言い、またクロスについては、『彼はわが牧者、わが目的をことごとくなし遂げる』と言い…。』(イザヤ44:26-28) 実際にクロスが取った戦術は、堀へ流れ込む川々の流れを変え、干上がらせ、乾いた川底を通って城内に侵入する、というものだった。だがそれは、危険な賭けだった。川底を通っている所を見つかって、上から矢を射掛けられては、ひとたまりもない。ところがその晩、見張り達は、眠っていた。
その事も正確に預言されていた。 『わたしはその君達と知者達、長達、司達、および勇士たちを酔わせる。彼らは長い眠りにいり、目をさますことはない。万軍の主と呼ばれる王がこれを言わせる。』(エレミヤ51:57)
つまりその晩、バビロンの兵士は、敵が侵入して来たのに、上から下まで酔いつぶれて眠っていたのだ。
 
 その日、ベルシャツァル王は、盛大な宴会を開き、不遜にも、イスラエル神殿の聖なる器をあえて使って酒を飲み、城門は開いたまま、王達は腰紐を解いて裸同然で、まさにイザヤ45:1に書かれた状態だった。
 その晩、ベルシャツァルの前に突如指が現れ、文字を書いた。唯一ダニエルがその文字を解き明かした。
その文字は『メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン』、意味は「神はあなたの治世を数えた。数えた。終わらせた。はかりで量ったが、目方は足りなかった。あなたの国は分割され、メディヤとペルシヤへ与えられる」である。
 ダニエルはこの解き明かしをした事で、第三の権力者に任じられた。その直後、クロスが攻め入り、ベルシャツァルは殺された(ダニエル5章)。クロスは、バビロンから抵抗らしい抵抗も受けず、ほぼ無血でバビロンを制圧したが、エレミヤはこれを見ていたかのように預言していた。『バビロンの勇士達は戦いをやめて、その城にこもり、力はうせて、女のようになる。その家は焼け、その貫の木は砕かれる。』(エレミヤ51:30 )
 クロスは、このバビロンという強大な城塞都市を、あまりにたやすく制圧し、町々も財宝も人々も、その繁栄も、戦争で破壊される事なく、きれいな状態で、そっくりそのまま自分のものとなった事に、驚いただろう。
さらに、ダニエルから聞かされた預言の言葉に、さらに驚愕しただろう。なんと200年も前に、自分の名も、取った戦法も、バビロンの様子も、全部、預言されていた通りだったのだから。そこでクロスは、勅令を出す。
 『ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。あなたがたの内、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。』(エズラ1:2-3)
 
 今回言いたい事は、私達の神は全能で、そのタイミングは完璧であり、人の悪がどんなに増大し、主を冒涜するような王がいかに栄えているとしても、主は、その者の日数を数えており、その者が「目方が足りない」と判定された時、その者は取り去られる。彼が蓄えた富も、栄光も、建てた町々も、主があらかじめ定められた人、すなわち、主の御旨を成そうと意欲がある人へと、そっくりそのまま渡すために、その人の前のでこぼこ道を平らにし、青銅の扉を砕き、鉄のかんぬきをへし折っておられるのだ。私達は、世界の基の置かれる前から、キリストにあって選ばれており、御前できよく、傷の無い者として、あらかじめ定められている(エペソ1:3-5)。今、私達は、主の御旨を成そうと、意欲的であるべきだ。主はそういう人に、多くを任される。
 主から多くの富や権威が与えられたとたん、それを我が物として欲しいままに用いてはならない。今、私達は、主から用いられる事に、心備えすべきだ。もし、労せずに主から栄光や富が与えられたなら、クロス王がしたように、破壊された礼拝を復興するため、散らされた神の民を呼び集め、御言葉教育を再建するために、それらを用いて、援助していく皆さんとなりますように!イエス様のお名前によって祝福します!
 

主日礼拝

ダビデとソロモンの蓄えをたった5年で散財してしまった、御言葉教育を受けずに育ったノン・テフィリン世代(出エジプト記13:8-9)

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週報/メッセージ(説教)概要

 ユダヤ人が最も大切にしている四つのテフィリン本文の内、全部に共通した内容は、「御言葉を手につけてしるしとし、目の間に置いて記念としなさい」、「子供によく教え込みなさい」の二つである。御言葉を子供によく教え込み、暗唱させる事が、どんなに大切であるか。今回、ソロモンとその子から戒めを受けたい。
 
 初期のソロモン王は、富においても名声においても世界的な”成功者”だった。彼が主と共に歩み、主の命令を守り続けている限り、どんどん栄えて行った。しかし彼は、多くの異邦の女と結婚し、彼女達の声に従って、異教の神殿を次々と建て、預言者からの二回にわたる警告も無視して、それ以降、彼からは祝福がどんどん離れ、晩年の彼は、どんなに贅沢をしても、「全てが虚しい」と言うようになってしまった。だから私達も、連合する相手、生活や仕事を共にする相手には、よくよく気をつけるべきで、飲まれてはならない。
 ソロモンの後に王権を引き継いだのが、彼とアモン人の女ナアマとの間に生まれた子・レハブアムだった。
彼が王となって最初に民からの相談を受けた時、彼は、長老からの助言を退け、『私の小指は父の腰よりも太い。父はあなた方に重いくびきを負わせたが、私はさらに、あなた方のくびきを重くしよう。父はむちであなた方を懲らしたが、私はさそりをもってあなた方を懲らそう。』 という、若者達の愚かな助言を採用した。
 彼は王座から荒々しく威張り散らした瞬間、さぞや、スカッとしただろう。しかし、その「一瞬の爽快感」の代償は、計り知れず大きかった。この、たった一つの暴言が、代々築き上げて来た信頼を壊し、家庭を壊し、国家を壊し、そしてこの言動の故に、イスラエルの10部族は彼を見限って、南北王朝分断の長い歴史が始まってしまった。その影響で、今も失われた10部族がどこにいるのか分からない。たった一つの言動が、取り返しのつかない喪失になってしまう事はあるが、御言葉を蓄えている人は、それをうまく回避する。
 一体なぜ、こんな器の者が、イスラエルの王になってしまったのか。ソロモンに何百といた子達には、彼よりまともな者は、いなかったのだろうか。ソロモンは、告白している。彼が労苦して得た財産を、後世のために残さなくてはならないのは「虚しい」、と(伝道者の書2:18-19)。普通、自分が築き上げた財産は、喜んで子に受け継がせるのだが、ソロモンが「虚しい」と言ったのは、おそらく、ソロモンにいた何百もの子供達の内、財産を相続してやるに値する子が、一人もいなかったのだ。彼は多くの事業に手を広げ、千人もの妻や妾の多くは、異邦の女だったので、とても子供に霊的な御言葉教育をするどころではなかったのだろう。
 
 レハブアムの場合、ダビデ・ソロモンが築き上げた莫大な富と信頼を、なんと、5年でだめにしてしまった。
『エジプトの王シシャクはエルサレムに攻めのぼって、主の宮の宝物と、王の家の宝物とを奪い去った。すなわちそれらをことごとく奪い去り、またソロモンの造った金の盾をも奪い去った。』(2歴代誌12:9)
こうしてソロモンが貿易や事業して蓄えた金銀は、たった5年で、あっさりエジプトに奪い去られてしまった。
結局主の民は、兵器や力を蓄える事でなく、主の言葉に従う事が堅固な防備となるのだ(詩篇127:1-2)。
ダビデからわずか3代で、こんなにも落ちぶれてしまうのか、と、驚くかもしれないが、そういうものである!
親の信仰がどんなに優れていても、子供への御言葉伝授を怠るなら、子は、この世の流儀に飲まれ、主を恐れる事を知らず、真理の道にかなわぬ事を続け、あっという間に親の蓄えを散財し、落ちぶれてしまう。
 親として、子供にしてやれる最高の事とは、何だろう。お金を蓄える事だろうか。塾や習い事で能力を伸ばしてやる事だろうか?もし、子供が神を恐れず、わきまえがないなら、親がせっかく築き上げた諸々は、全て無駄になってしまう。結局、親が子供にしてやれる最高の事は、御言葉伝授に他ならない。
 
 だから今こそ、信仰継承を2500年も成功し続けて来た、ユダヤ人流の、御言葉暗唱教育に立ち返るべきなのだ。この教育で、ユダヤ人が最も大切にした事は、昼も夜も御言葉を口ずさみ、子供に御言葉を伝授する事だった。主の命令は、子供に御言葉を暗唱させ、脳に心に刻み込む事であり、それによってのみ、信仰継承は成功する。ユダヤでは、モーセ五書を13歳で暗唱した子をバル・ミツバー(御言葉の息子)と呼び、成人として認めるが、そういう子は親を離れても、環境が変わっても、決して信仰が離れる事は無い。
 今、天声とエクレシアは、共にテフィリン学校や幼稚園を建てるために、祈り、実際に働きかけている。
この時代、この日本に、御言葉の子供たちを起こし、立て上げ、増やして行くために、権威においても経済においても大いに祝福されていく皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!
 
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