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メッセージ - 異邦の女との結婚(ネヘミヤ記13:23-31)

異邦の女との結婚(ネヘミヤ記13:23-31)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » ネヘミヤ記
執筆 : 
pastor 2013-1-16 21:31

礼拝説教メッセージ音声(音声のみ)
異邦の女との結婚(ネヘミヤ記13:23-31):右クリックで保存

【概要】

ネヘミヤの改革、特に異邦人との結婚に対する厳しい姿勢を通して、ソロモン王の過ちを繰り返さないよう、神の民としての聖さを保つことの重要性を学びます。神の御心にかなうため、妥協を排し、生活の中から罪の入り口となるものを徹底的に取り除くことが、真の祝福につながります。

【聖書箇所】

  • ネヘミヤ13:23-31

  • ネヘミヤ10:28-30

  • 第一列王記11:1-13

【戒めの言葉】

  • 異邦人との結婚は、ソロモン王でさえも偶像礼拝に陥らせた大きな罪です。

  • 神様との約束を軽々しく破ってはなりません。そこには呪いが伴います。

  • 「少しぐらい大丈夫」という小さな妥協が、やがて信仰生活全体を蝕む大きな問題に発展します。

【勧めの言葉】

  • ネヘミヤのように、神様の御心に沿わないものを生活から断固として取り除くべきです。

  • 神様に喜ばれないもの、礼拝を妨げるものを取り除き、霊的な城壁の穴をふさぐ努力をしましょう。

  • 私たちは生ける神の宮なので、聖なるものとして俗なるものから身を切り離し、清い行いをすべきです。

【悔い改めの促しの言葉】

  • 異国の神々(偶像)、異邦の女(神様から引き離す影響)を取り除き、献金や安息日を守るなど、破っている神様との約束を思い出し、正す必要があります。そうでなければ、いつまでも祝福は注がれません。

【***詳細***】

今日はネヘミヤ記の最後の箇所です。ネヘミヤは13章で、いくつかの改革を行いました。当時のイスラエルの人々は安息日を守らなかったり、レビ人への配分が正しくなされていなかったりしました。ネヘミヤは、彼らが律法に従って忠実に歩むように、時には人の目には厳しく映るような大胆な改革を実行しました。

人々は「律法」とか「決まり事」と聞くと、堅苦しくて嫌だと感じがちです。しかしイエス様は、神様の御心に沿っていない人を御心に沿うように促す人は、天の御国で偉大な者と呼ばれる、とおっしゃいました。律法の中の最も小さな戒めを破るように教える人は天の御国で小さい者と呼ばれ、逆に、その小さな戒めさえも忠実に守るよう勧める人は、偉大な者と呼ばれるのです。ネヘミヤは、世間の人から見れば堅物で、少し怖い人に見えたかもしれません。しかし、天の御国においては、彼は偉大な人でした。

今日の箇所で彼が行った改革は、異邦人との結婚が蔓延していたことに対する清めです。ネヘミヤはエルサレムで、アシュドデ人、アモン人、モアブ人の女性と結婚しているユダヤ人男性がいることに気づきました。問題は深刻で、彼らの子どもたちの半分は、アシュドデなど他国の言葉を話し、ユダヤの言葉が分かりませんでした。ユダヤの言葉が分からないということは、神様の律法も分からないということです。

実はこの少し前、ネヘミヤ記の10章で、民は神様の律法に従って歩むという「呪いと誓い」を立てていました。ネヘミヤ10:30にはっきりと「すなわち、私たちの娘をこの地の民に嫁がせず、また彼らの娘を私たちの息子にめとらない」と誓ったのです。それにもかかわらず、13章では、その誓いを破る人々が大勢出てきました。人間にはそのような弱さがあります。守りますと誓った舌の根も乾かぬうちに、それを破ってしまうことがあります。しかし、主にあって約束したことをすぐに破るのは、「仕方ない」で済まされることではなく、改善すべきことです。なぜなら、そこには呪いが伴うからです。

ネヘミヤは、外国の女性と結婚した人々を詰問し、呪い、何人かを打ち、その毛を引き抜きました。毛を引き抜くという行為は、大変な侮辱を意味します。ダビデの時代にも、使者のひげを半分そり落とされたことが原因で戦争になったことがありました。ネヘミヤがそこまで徹底したのはなぜでしょうか。ひどい人だと思いますか?いいえ、彼がしたことは偉大なことだと知るべきです。ネヘミヤはこう言っています。「イスラエルの王ソロモンは、このことによって罪を犯したではないか。多くの国々の中に彼のような王はいなかった。彼は神に愛され、神は彼をイスラエル全土を治める王とされたのに、外国の女たちが彼に罪を犯させてしまった。だから、あなたがたが外国の女をめとって、私たちの神に対して不信の罪を犯し、このような大きな悪を行っていることを聞き流しにできようか」(ネヘミヤ13:26-27)。

あの偉大なソロモン王でさえ、外国の女性たちによって罪へと誘われてしまいました。ソロモンは、かつてないほど知恵に満ち、栄華を極めた王でした。彼自身、初めは「自分には知恵があるから、外国の女性と結婚しても大丈夫だ。外国の神々など無力だし、彼女を改宗させればいい」などと考えていたかもしれません。しかし、ソロモンでさえそうはなりませんでした。第一列王記の11章には、彼が外国の女性と結婚した結果、何が起きたかが書かれています。

「ソロモン王はパロの娘のほかに、多くの外国の女、すなわちモアブ人の女、アモン人の女、エドム人の女、シドン人の女、ヘテ人の女を愛した。…それなのにソロモンは彼女たちを愛して離れなかった。…ソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心をほかの神々のほうへ向けたので、彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった」(第一列王記11:1-4)。

ソロモンは、妻たちの影響でシドン人の神アシュタロテや、アモン人の神ミルコム、モアブの神ケモシュ、アモン人の神モレクなど、多くの偶像を礼拝するようになってしまったのです。あのソロモンでさえ、です。その結果どうなったか。主はソロモンに怒りを発せられ、こう言われました。「わたしは王国をあなたから必ず引き裂いて、あなたの家来に与える。しかし、あなたの父ダビデに免じて、あなたの存命中はそうしないが、あなたの子の手からそれを引き裂こう」(第一列王記11:11-12)。ソロモンの罪が原因で、イスラエル王国は彼の死後、真っ二つに分裂し、多くの血が流される悲劇を招きました。

この話は、男性が女性に気をつけなさい、というだけの話ではありません。私たち一人ひとりが、男女を問わず、まことの神以外のものに対する誘惑に、しっかりと気をつけなければならないということです。ネヘミヤがあれほど厳しく対処した理由が分かりますよね。ソロモンの二の舞を踏んでほしくない、という熱心さからです。民が誓いを立てた直後にそれを破るという事態に直面し、ネヘミヤは厳しく当たらざるを得なかったのです。

私たちも、「ちょっとぐらいなら大丈夫」「自分には自制心がある」と思ってしまうような、小さな誘惑に直面することがあります。しかし、それがやがて分裂の元になるのです。律法は堅苦しく見えるかもしれません。「盗んではならない」「嘘をついてはならない」。それを堅いと感じ、「少しくらいなら良い嘘もある」などと人に勧める者は、天の御国で小さい者と呼ばれてしまいます。その小さな嘘が、後に苦い根となり、ソロモンの時代のように、国を揺るがすほどの大きな問題に発展するのです。私たちは、誘惑の最初のとっかかりを、まず防がなければなりません。ネヘミヤがここで厳しい改革を行わなければ、イスラエルは再びすぐに衰退してしまったでしょう。

さらに28節以降には、別の問題が書かれています。大祭司エルヤシブの子、エホヤダの子の一人が、ホロン人サヌバレテの婿になっていました。サヌバレテは、ネヘミヤが城壁を再建しようとしたときに、執拗に反対した敵の一人です。なんと、神殿の最高責任者である大祭司の一族が、エルサレムの敵と結びついていたのです。エルヤシブは、敵と友好関係を結び、妥協することで共存しようとしたのかもしれません。しかしその結果、エルサレムの中に不法がはびこりました。同胞を奴隷にしたり、レビ人への捧げ物が滞って彼らが務めを放棄してしまったり、安息日に商売をする者たちが入り込んだりしていました。

ネヘミヤは、目に見える城壁を再建しただけではありませんでした。彼は、目に見えない霊的な城壁の再建もしたのです。安息日を破るという「穴」、異邦人との結婚という「穴」を、彼は塞ぎました。そうして、悪が入り込む隙間をなくしたのです。

ネヘミヤは最後にこう祈ります。「私はすべての異教的なものから彼らをきよめ、祭司とレビ人のそれぞれの務めの規定を定め、定まった時に行うたきぎのささげ物と、初物についての規定も定めた。わが神。どうか、私を覚えて、いつくしんでください」(ネヘミヤ13:30-31)。

皆さんも「私をいつくしんでください」と祈るでしょう。しかし、その祈りの前に、ネヘミヤのように、自分の内から悪を取り除き、礼拝を妨げるものを取り除く努力をしたでしょうか。そのような努力なしに、ただ「私を祝福してください」と祈っても、それは聞き届けられません。献金を怠っていることを思い出したなら献金を捧げ、主の日を守っていないことを思い出したなら、それをしっかり守る。そうしなければ、いつまでも祝福は注がれないのです。

皆さんの中から、神様に喜ばれないものをすべて取り除いてください。霊的な城壁の穴をしっかりと埋め、誘惑や、礼拝を妨げるものが入り込まないようにガードしてください。そうすれば、ネヘミヤのように神様から大きな栄誉を受け、この地上での歩みにおいても、祝福された道を歩むことができるでしょう。

私たちは生ける神の宮です。不信者と釣り合わないくびきを一緒につけてはいけません。光と闇に交わりがないように、私たちは聖なる者として、罪や汚れ、闇といったものから身を切り離さなければなりません。

主よ、どうか私たちにもネヘミヤのような心を与えてください。人から「堅すぎる」「やりすぎだ」と言われることを恐れず、御心にかなったことを断固として実行する力を与えてください。主を愛するなら、その戒めは重荷ではなく、喜びであり、甘く麗しいものです。どうか主への愛を増し加え、心から主の教えを愛し、ネヘミヤのように祝福された歩みをする私たちでありますように。

【結論】

神の民として聖くあるために、私たちはソロモンの過ちから学び、生活の中にある小さな罪や妥協も見過ごしてはなりません。ネヘミヤが霊的な城壁の穴を塞いだように、私たちも神様に喜ばれないものを生活から取り除き、神様との約束を忠実に守るべきです。そのように自らを聖め、神の御心を行うときに初めて、私たちは真の祝福を受け、神に覚えられ、いつくしみを受けることができるのです。

 

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