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メッセージ - 復讐者とのがれの町(民数記35:16-29)

復讐者とのがれの町(民数記35:16-29)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 民数記
執筆 : 
pastor 2013-12-2 22:01

礼拝説教メッセージ音声:復讐者とのがれの町(民数記35:16-29):右クリックで保存

主から与えられた律法を見ると、現代の日本国憲法とはずいぶん違うと思う。

律法によれば、鉄や石、木製などの器物で人を打って死なせた場合は、必ず死刑である。(民数記35:16-19)
『血の復讐をする者は、自分でその故殺人を殺すことができる。すなわち彼に出会うとき、彼を殺すことができる。またもし恨みのために人を突き、あるいは故意に人に物を投げつけて死なせ、あるいは恨みによって手で人を打って死なせたならば、その打った者は必ず殺されなければならない。彼は故殺人だからである。血の復讐をする者は、その故殺人に出会うとき殺すことができる。』(民数記35:19-21)

故殺とは、故意に人を殺すこと、また、一時の激情によって殺意を生じ人を殺す事(デジタル大辞泉)であり、そのような悪意や殺意をもって故殺した人への復讐は、主が許している。
そこには、未成年者の場合はどうとか、その時の精神状態とか、責任能力が云々とかは、一切なく、意図的に人を打って死なせたなら「必ず殺されなければならない」と主は定めている。

このは、現代日本を生きる私達が見ると、随分厳しすぎるように思えるかもしれない。
しかし私達は、日本国憲法の中で育まれた現代の常識や民主主義や人権思想を基準にして、神様が定めた律法を、評価したり、批評したりする立場にはない。
私達・神を主とする者が取るべきスタンスは、その逆である。
すなわち、神様が定めた法のほうを基準とし、それを元にして、現代の常識や思想のほうを、評価すべきである。

現代日本は、ゲームやメディアの影響を受けて、ずいぶんと手軽に殺人をする傾向にあり、親が子を殺したとか、子が親を殺したとか、一昔前なら大事件にもなるような記事が、平気な顔をして毎日登場する。
それは、現代日本が、主のスタンダードから離れた所にあるからに、他ならない。
もし現代日本に、この神の法が適用されたなら、人はもっと人のいのちを大切にして、殺人は随分と減るのではなかろうか。

『しかし、もし恨みもないのに思わず人を突き、または、なにごころなく人に物を投げつけ、あるいは人のいるのも見ずに、人を殺せるほどの石を投げつけて死なせた場合、その人がその敵でもなく、また害を加えようとしたのでもない時は、会衆はこれらのおきてによって、その人を殺した者と、血の復讐をする者との間をさばかなければならない。』(民数記35:22-24)

主は、意図せずに人を殺してしまった場合の温情措置も、しっかりと定めておられる。

『すなわち会衆はその人を殺した者を血の復讐をする者の手から救い出して、逃げて行ったのがれの町に返さなければならない。その者は聖なる油を注がれた大祭司の死ぬまで、そこにいなければならない。しかし、もし人を殺した者が、その逃げて行ったのがれの町の境を出た場合、血の復讐をする者は、のがれの町の境の外で、これに出会い、血の復讐をする者が、その人を殺した者を殺しても、彼には血を流した罪はない。』(民数記35:25-27)

主は、意図せず殺してしまった人は、この「のがれの町」に逃れて保護され、復讐者から守られるよう定められた。
しかし、その町から出歩いてしまっている場合は、その限りではなく、いのちが守られる保証は無い。
この定めは、罪を犯してしまう私達と、その事を訴え追い回すサタンと、キリストという「のがれの町」を用意して下さった神様との関係に似ている。

罪のとげの刺さった肉体をまとっている私達は、どうしても罪を犯してしまう。
あのパウロでさえ、罪と死の法則に縛られている自分達は、なんとみじめな人間であろう、と嘆いた。
罪と死の法則にいる間、私達は、死とのろいという復讐者にいつも追い回されるが、しかし主が定めて下さったのがれの町、「いのちの御霊の法則」へと逃れるならば、もはや安全であり、罪と死の法則に追い回される必要は無くなる。その事を、パウロは見出したのだ。(ローマ7:14-8:2)
私達も、主がその「いのちの御霊の法則」という逃れの町に逃れるなら、サタンの責め苦から守られ、安全である。
(いのちの御霊の法則に乗る方法: http://voice.of.christ.yokohama/modules/d3blog/details.php?bid=1317

意図せずして殺人してしまった人は、大祭司が死ぬ日まで、のがれの町でかくまわれ、大祭司が死んだ後は、自由とされるように、私達の大祭司であるキリストは、私達のために、死んで下さった。
その事を、信仰によって自分自身に適用するなら、私達は罪の責め苦から自由なのである。

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