メッセージ - 死はいのちに飲み込まれた(1コリント15:53-58)
礼拝説教メッセージ音声:死はいのちに飲み込まれた(1コリント15:53-58):右クリックで保存
韓国語通訳有 한국어예배
テレビで津波が家々を飲み込んで行くのを見た時、そこにいる人達を思い、どうしようもない嘆き悲しみに襲われた。
私達はこの死の呪いに対して心の底から憎み、主イエスの名によって信仰を混ぜた御言葉で反撃し、死に対してはいのちを飲み込むべきである。
「死は勝利にのみ込まれた。 死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか。」(1コリント15:54,55)
死のとげは罪であり、死が力を発揮するのは、罪が働くからである。
私は花粉症ではないが、地震の翌日、朝から頭が痛くて目が痒く、鼻水が止まらない症状が出、ティッシュボックスが手放せなくなった。
しかし、この症状は私本来の所有ではないと宣言し祈った所、その日のうちに症状が全く無くなった。
花粉症という呪いは、元々いのちのものではなく、人間の罪ある選択の結果導入されてしまったものだが、主イエスの名によって自分とは関係無いと宣言する事によって、害するものは無くなったのである。
花粉症に限らず、人に害為す自然の呪いという「死のとげ」は、信仰をもって主イエスの名によって祈り、無効である事を宣言する事によって、そのいのちは実体化し、癒しが起こり、自然の呪いは解消するのである。
昨晩も静岡で震度6強の地震が起きた。
その時この教会では祈祷会の最中だったが、大きな揺れにもかかわらず誰一人慌てる事無く祈りを中断する事もないまま地震は収まった。
一般人からすればおかしいかもしれない。しかし少なくとも、御言葉を宣言して祈っていた私達には平安があった。
死の恐怖が、いのちに飲み込まれたからである。
この世はのろわれているが、神の子たちの表れを、うめきをもって待ち望んでいる。(ローマ8:17-25)
被造物は呪われ人に害を為しているが、その被造物さえもうめきを持って神の子達のあらわれを待ち望んでいる。
以前は暗闇の中、悪しき者の圧制の元で震えていた私達は、今や御子キリストによって愛のご支配の内に移された。
その愛のご支配の内に私達は安息し、被造物は神の子達の正しい支配によって安息する事になる。
今、私達が被造物を支配する実際的な方法は、信仰を混ぜた御言葉による。
この揺れ動く地に対しては安息するように、暴走している原子炉に対しては止まるように、今被災地で実際的な助けを必要としている人達には、安息と守りが与えられるように、復旧に当たっている全ての働き人達の上には、その手の業が祝され守られるように、信仰を混ぜた御言葉をもって命じ、愛によって地を支配するべきである。
私達は競技場で格闘している格闘者と同じで、今この時代、信仰の先輩達が雲のように私達を囲んで、私達の為す事を見ている。(ヘブル12:1〜3)
今私達がイエスの名によって勇気を持って戦うなら、信仰の先人達も喜んでいるのである。
この一瞬一瞬も、疲れ果ててしまわぬよう、信仰の創始者また完成者であるイエス様を見つめながら、信仰の競争を走りぬく皆さんでありますように。
そしていずれ主の御前に出た時、栄光の冠をいただく皆さんでありますように。
イエス様の名前によって祝福します。