メッセージ - 大金を既に支払って邪悪な者と同盟を結んでしまった場合の、御言葉による対処法(2歴代誌25:1-13)
大金を既に支払って邪悪な者と同盟を結んでしまった場合の、御言葉による対処法(2歴代誌25:1-13)
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- 執筆 :
- pastor 2018-2-8 13:39
大金を既に支払って邪悪な者と同盟を結んでしまった場合の、御言葉による対処法(2歴代誌25:1-13)
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25:1 アマジヤは王となった時二十五歳で、二十九年の間エルサレムで世を治めた。その母はエルサレムの者で、名をエホアダンといった。
25:2 アマジヤは主の良しと見られることを行ったが、全き心をもってではなかった。
ヨアシュの子アマツヤは、父ヨアシュが歩んだように、最初は主の御旨に叶う事を行う良い王であったが、祝福され栄えるにつれ、傲慢になり、主に忌み嫌われる事を行う王となって行ってしまう。
25:3 彼は、国が彼の手のうちに強くなったとき、父ヨアシ王を殺害した家来たちを殺した。
25:4 しかしその子供たちは殺さなかった。これはモーセの律法の書にしるされている所に従ったのであって、そこに主は命じて、「父は子のゆえに殺されるべきではない。子は父のゆえに殺されるべきではない。おのおの自分の罪のゆえに殺されるべきである」と言われている。
もっと他の守るべき御言葉もありそうなものではあるが、少なくとも主の御旨に叶う歩みをし始めるなら、主は祝福を返して下さる。
それは、聖書全体が示す法則である。
25:5 アマジヤはユダの人々を集め、その氏族に従って、千人の長に付属させ、または百人の長に付属させた。ユダとベニヤミンのすべてに行った。そして二十歳以上の者を数えたところ、やりと盾をとって戦いに臨みうる精兵三十万人を得た。
25:6 彼はまた銀百タラントをもってイスラエルから大勇士十万人を雇った。
彼は栄え、多くの軍隊を得た時、土地を取り戻そうと、エドムと戦おうとし、自国の精兵三十万人と、北イスラエルから銀百タラントで雇った兵十万の、合計四十万で戦おうとした。
しかし、そこに神の人が現れる。
25:7 その時、神の人が彼の所に来て言った、「王よ、イスラエルの軍勢をあなたと共に行かせてはいけません。主はイスラエルびと、すなわちエフライムのすべての人々とは共におられないからです。
25:8 もしあなたがこのような方法で戦いに強くなろうと思うならば、神はあなたを敵の前に倒されるでしょう。神には助ける力があり、また倒す力があるからです」。
戦いを仕掛ける時、主に喜ばれない者達と同盟を組んで、一緒に行ってはならない、というのだ。
そうである。
神の民は、神の忌み嫌われる事を平気でしている者達と一緒になってはならない。
箴言1:10 わが子よ、悪者があなたを誘っても、それに従ってはならない。
1:11 彼らがあなたに向かって、「一緒に来なさい。われわれは待ち伏せして、人の血を流し、罪のない者を、ゆえなく伏してねらい、
1:12 陰府のように、彼らを生きたままで、のみ尽し、健やかな者を、墓に下る者のようにしよう。
1:13 われわれは、さまざまの尊い貨財を得、奪い取った物で、われわれの家を満たそう。
1:14 あなたもわれわれの仲間に加わりなさい、われわれは共に一つの金袋を持とう」と言っても、
1:15 わが子よ、彼らの仲間になってはならない、あなたの足をとどめて、彼らの道に行ってはならない。
1:16 彼らの足は悪に走り、血を流すことに速いからだ。
1:17 すべて鳥の目の前で/網を張るのは、むだである。
1:18 彼らは自分の血を待ち伏せし、自分の命を伏してねらうのだ。
1:19 すべて利をむさぼる者の道はこのようなものである。これはその持ち主の命を取り去るのだ。
私達も、自分の欲望を果たすために、悪者と連合したり、邪悪な者にお金を払って、その力を得ようとするなら、主は共に行ってくださらない。
ただ、支払ったお金も失い、負けてしまい、何もかも失うのみである。
神は、敵を倒す事も、敵の手を通して私達を倒す事もおできになり、そのどちらになるかは、私達が神に従順するか、それとも逆らうかにかかっているのだ。
しかし、もう既に、大金を払ってしまった。
私達も、このような事がある。
無知ゆえに、欲に目がくらんで焦った故に、既に邪悪なものにお金を、自分自身の人生を、すでにいくらか預けてしまうような事が。
焦った故に、結婚を急いだ結果、実は相手がとんでもない者だと分かって来たのだが、既に色々な手続きを進めてしまい、引くに引けなくなってしまったような状況など。
そのような場合は、どうしたら良いか。
25:9 アマジヤは神の人に言った、「それではわたしがイスラエルの軍隊に与えた百タラントをどうしましょうか」。神の人は答えた、「主はそれよりも多いものをあなたにお与えになることができます」。
預言者は言う。
神は、邪悪な者に支払ってしまったお金よりも、多いものも、与える事がおできになる、と。
主に従う時、御言葉に従う時、神は、邪悪な者に奪われてしまったものより、多いものも、与える事がおできになる。
彼は、最善の判断をした。邪悪な者と連合する事なく、主の言葉に従った。
いかに支払ったものが多いにしても、それを失うばかりでな人生を失うよりはましなのだ。
そして実際に、預言者の言葉のとおりになった。
25:11 しかしアマジヤは勇気を出し、その民を率いて塩の谷へ行き、セイルびと一万人を撃ち殺した。
25:12 またユダの人々はこのほかに一万人をいけどり、岩の頂に引いて行って岩の頂から彼らを投げ落したので、皆こなごなに砕けた。
預言者の言葉に従順した彼は、余裕の大勝利を得た。
主は、お出来になるお方である。
25:10 そこでアマジヤはエフライムから来て自分に加わった軍隊を分離して帰らせたので、彼らはユダに対して激しい怒りを発し、火のように怒って自分の所に帰った。
25:13 ところがアマジヤが自分と共に戦いに行かせないで帰してやった兵卒らが、サマリヤからベテホロンまでの、ユダの町々を襲って三千人を殺し、多くの物を奪い取った。
北イスラエルの傭兵たちの化けの皮が剥がれた。
普通、お金を得て、かつ危険な軍務につかなくても良くなった、というなら、益はあっても怒る筋合いは無いはずだが、彼らは互いが互いに「怒り」を投下し合い、激しい怒りを燃やしてこのような邪悪な事を行った。
だから神は、このような者たちと一緒に行ってはならない、と預言者を通して言われたのだ。
主の言葉に従って歩むなら、祝福が待っている。
しかし主の忌み嫌われる者と共に歩もうとするなら、その忌み嫌われる者の受ける災いを受けてしまう。
私達は最初から祝福の道を外さずに歩む者でありたい。