メッセージ - 主のために働く働き人が持っている徹底した保障(2列王記4章)
主のために働く働き人が持っている徹底した保障(2列王記4章)
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週報/メッセージ(説教)概要
本日の箇所、第二列王記4章は、神の人エリシャを通して、主の奇跡が多く行われる。その一つ一つに共通している事は、主の働き人に対して、主は、徹底的に保証して下さるという事だ。労も多く、枕する所もなく働いている主のしもべ達に、主は、どのように報いて下さるかを本日見て行きたい。
1-7節では、預言者エリシャの元で学び、借金を負ってでも神の国に仕えていた働き人の家族に対する保障が記されている。この働き人は「主を敬う人」で、主の働きにいそしんでいたが、死んでしまった。残された妻と子供達は、借金を負った状態で、全財産は油のつぼ一つのみ。子供達は奴隷に売られようとしていた。果たして彼らは、主に捧げて、そのまま報いられず終わるのか?主はそんな事は、絶対にしない。
エリシャは彼女に言う。出来るだけ多くの人に声をかけ、器を借りて来なさい、そして戸を閉じて全ての器に油をついで行きなさい、と。彼女はとやかく言わず、預言者の言葉に望みをもって多くの器を借りてきた。
『油が満ちたとき、彼女は子供に「もっと器を持ってきなさい」と言ったが、子供が「器はもうありません」と言ったので、油はとまった。そこで彼女は神の人のところにきて告げたので、彼は言った、「行って、その油を売って負債を払いなさい。あなたと、あなたの子供たちはその残りで暮すことができます」。』(6-7節)
こうして主の働き人の家族は、負債を見事返したのみならず、妻も子供も生活の保証が全て与えられた。
主に仕える事は、どんな年金や保険に勝る保障があり、本人のみならず、その家族も守られるのだ。
8-37節では、エリシャを神の人として敬い、色々と便宜を計ってくれた女に対する報いが記されている。
彼女の夫は歳を取っており、子がなかったのに、子が与えられた。しかし18節以降を見ると、どうして?と思えるような事が起きる。せっかく生まれた子が、死んでしまったのだ。前回のケースのように、このような事が起きる時は、より一層、主の栄光が表れ、より一層、幸せになるための祝福が隠されているのだ。
彼女は子供の死について、信仰の良くない人には一切口を開かず、説明もせず、ただ神の人へと直接持って行った。彼女はそういう人だから、報いを受ける。子は、彼の祈りによって生き返らせてもらった。
この一件を通し、彼女はより一層主の恵みを知り、後にはボーナスも得る事が出来た。(2列王記8:1-6)
38-44節には、ききんの中でも、また致命的なミスからも、主の働き人達は守られる様が記されている。
一人の働き人が貴重な食事を作る時、無知ゆえに毒のうりを入れてしまい、あわや主の働き人達の群れを全滅させる所だった。しかし主は、エリシャを通し、その重大なミスを、毒もろとも帳消しにしてくださった。
主は、働き人がききんの時でも飢えないように、また、無知ゆえのミスをもカヴァーして下さるのだ。
さらに42-44節では、 初穂のパンと大麦のパン二十個と、新穀一袋をもって、百人の働き人を満腹させ、有り余らせる奇跡が行われた。イエス様がわずかなパンで数千人を養った奇跡を与えられたのは、群衆は、イエス様を慕って集まったからだ。「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがない。しかし、彼らを空腹のままで帰らせたくはない。」(マタイ15:32) 主は、食料も持たずに無計画に彼らが集まったとしても、彼らが主を慕って来たのであるなら、彼らを空腹のまま返す事をせず、「かわいそう」と心配してくださり、しっかりと彼らを満腹にし、さらには、主の働き人の分も、満杯にした。
もう一つ、6章も見たい。6章に来ると、働き人がさらに増加し、さらに広い所に移らなくてはならなかった。
そのために新しい地に行って、新しい建物を建てようとするのだが、そこで事件が起きる。『ひとりが材木を切り倒しているとき、おのの頭が水の中に落ちたので、彼は叫んで言った。「ああ、わが主よ。これは借りたものです」。』(5節) 斧を借りてでも主の働きを懸命にしたのに、斧の頭を落としてしまった。しかしエリシャは、水に浮くはずがない斧の頭を、枝を切り落として水に投げ込んで浮かせる奇跡を起こした。
主は、借り物を使ってでも主の働に仕える働き人に、恥ずかしい思いをさせないお方である。
以上のように主は、主のために働く人に保証を与えて下さる。私達は足りてない所が多々ある。主に従って行く点においても、御言葉について行こうとする点においても。しかし、天地に満ち満ちており、有りて余らせて下さる主は、御力をもって、私達・主のしもべ達を満ち足らせて下さる。無から有を生じさせる主が、無いいのちを生き返らせて下さり、無い富を得させて下さり、無い諸々を得る力が与えられ、栄光に満ち満ちた祝福を、主に従いつつ得て行く皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!