メッセージ - 主から重んじられる人と、軽んじられる人(1サムエル記2:17-18)

主から重んじられる人と、軽んじられる人(1サムエル記2:17-18)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
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pastor 2018-7-22 22:50

主から重んじられる人と、軽んじられる人(1サムエル記2:17-18)
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週報/メッセージ(説教)概要

 先週、コーエン日本ラーニングセンターの第一サムエル記の講義を行った。前回主日にも学んだ通り、私達キリスト者は預言者として、祭司として、王として神と人々との間の「仲立ち(בֵּין ベイン)」の務めをするために主から任命を受けた者であり、主と主の言葉を重んじ(כָּבַדカバド)、忠実にその務めを果たして行くなら、主からさらに尊ばれ(カバド)、ついには、サムエルのように時代を変える者として大いに用いられる。
しかし、もし主を軽んじるなら、主から軽んじられ、主から警告を受けてもなお主に帰らずに、主から与えられた地位を、ただ自分のために乱用して止めないなら、主はその者を捨ててしまう(マアスמָאַס)。
サムエル記の登場人物達は、そのように明暗がくっきりと分かれて行くが、今回も2章から、主を軽んじ続けた故に務めが剥奪されてしまった大祭司エリの一族と、そして、生まれる前から主に捧げられ、主に見出され、時代を変えるために大いに用いられていくサムエルとの交錯から、私達が進むべき道を見出したい。

サムエルの名の意味はシェマー(聞く)+エロヒーム(神)、彼の母ハンナが、御前で長く祈った祈りに「主は聞いて下さった」という事で付けた名前であり、同時に、神の声を「聞いて」その通り行う者は祝福される事も象徴する。彼は幼い時から主に仕え(2:11,3:1)エリの用事を言いつける言葉にもよく聞いて行動した。
対し、エリの子・ホフニとピネハスは「ベリヤアル(悪魔)の子」で、主を恐れず(12節)、主に聞かない者達だった。ホフニの名は「拳で生きていく人」、ピネハスは「蛇の舌」の意味で、彼らは祭司でありながら、名の通りに「力づく」と「二枚舌」によって生きていく者達で、彼らの罪は主の前に非常に大きかった(2:12-17)。
彼らは、神殿で仕える女達に手を出す程の罪も犯したのに、父は言葉で注意しただけで何もしなかった。
私達は神をカバド(尊重)しなくてはならないのに、エリは息子達のほうをカバドした。それ故、エリの家は最終的に滅ぼされてしまう。重んじてはならない息子達のほうを重んじ、神のほうを軽んじたからだ。
それで主は幼子サムエルに現れ、言われる。『わたしはエリに、彼が知っている悪事のゆえに、その家を永久に罰することを告げる。その子らが神を汚している(מְקַֽלְלִ֤ים メッカーレリーム)のに、彼がそれをとめなかったからである。』(3:13) メッカーレリームとは「カラル(軽んじる)」に、場所を表す前置詞メム(מ)と、複数形のユッド・メム(ים)が語尾についた言葉で、すなわち「神を軽んじる」事が、言葉でも態度でも常態化し、どの場所でも、何度でも習慣化してしまった状態だ。それはまさに、自ら呪いを引き寄せている状態である。
なぜこうなってしまうのか。それは、本人自身が習慣的・日常的にインプット/アウトプットしている事に拠る。

私達の肉は、霊的な喜びよりも、楽しい事・面白い事・興奮する事を求める。ゲームやギャンブル、酒など。
それらは努力無しに簡単に出来、ラクである。その間、現実から離れ、自分のみじめな有様を瞬間的に忘れる事が出来(箴言31:7)、また、酔いしれている感覚が忘れられないので、その瞬間を買うために自分を売り、家族を売り、破滅への一歩一歩をクリアしつつ暴走し、歯止めが効かなくなる。エリ一族はそうだった。
だから、罪が自分の中に場所取りしないよう、そしてそれが習慣化・常態化しないよう気をつけるべきだが、もし既に破滅への道が習慣化されてしまっているなら、そこから逃れる術もまた、習慣化によってである。
サムエルはなぜ、堕落した祭司達の家という、霊的劣悪な環境の中で健全に育ったか。それは彼は「主の前に仕えていた」からだ(2:11,18,3:1)。そして、母の愛情がひと織りひと織り籠もったエポデ(主の御前に仕える祭司の服)をいつも身にまとっていた。私達に歯止めが効かなくなった、習慣化されてしまった罪がある時、サムエルのように主に仕えるエポデを心に思いに身に纏い、そして聖なる交わりの中に身を置き、聖徒達の愛とを「身に纏う」事である。そして御言葉を昼も夜も口ずさみ、テフィリンを習慣化する事である。
罪が自分の中に場所取りする前に、聖なる場所に自分の身を置き、そして自分の中には聖なる御言葉をいっぱいに住まわせる。そうするなら、御言葉が私達の中で陣営を張り、罪が入ってくる事を防ぐのだ。
ユダヤ人の母は、子供が胎に宿った時から、御言葉を口ずさむ事で子供を霊的に守り、赤ちゃんが生まれ出た後も、ハトラーという御言葉の包の中に入れて、世から、サタンから守る。私達も同様に、御言葉で陣営を組んで自分を、子供を、自分の集団を、罪の習慣に染めてしまう世とサタンから守るのだ。御言葉を宣言する事で自分や子を、また仕事場を、御言葉へと浸し込み、世とサタンに勝利する者となり、世を健全な神の言葉へますます浸し込んで行く皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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