メッセージ - アメリカ史上一番の富豪から学ぶ祝福のコツ(マラキ3:10-12)
主日礼拝
アメリカ史上一番の富豪から学ぶ祝福のコツ(マラキ3:10-12)
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週報/メッセージ(説教)概要
参考資料:ロックフェラーの年ごと献金額合計と、彼の母の遺言
神の国を建て上げるために、世界的に用いられる「時代の主人公」となるには、どうすればいいか。最近、ヨセフやクロス王から学んだが、今回、石油ビジネスを通じてアメリカ史上一番の富豪となったジョン・ロックフェラーから学びたい。彼の資産は、現在の価値に換算すると約28兆円以上にもなると推定される(ビル・ゲイツは約6兆)。ロックフェラー財閥や、彼の一族については、今日、色々言われる所はあるものの、初代のロックフェラーは素晴らしいクリスチャンで、多くの人に恩恵をもたらし、多くの社会貢献をして来た。
彼の父は真面目に働かず、いつも遊び歩いて、何か一山当てようとする人だったが、母イライザは信仰熱心なクリスチャンで、夫がほぼ不在の家を守るために奮闘した。彼はその母から、大いに影響を受けた。
彼の経済が祝福された秘訣は、ずばり、母から受け継がれた「信仰」であり、特に、「十分の一献金」を捧げる事にあった。母は、幼き日のロックフェラーに、「3 つの約束」を守るよう教えていた。すなわち、第 1 に什一献金をささげる事。第 2に教会で一番前の席に着いて礼拝を捧げる事。第 3は教会の指示に従い、牧師を悲しませない事。 彼は幼い時から、それら全てを忠実に守った。彼は若い時から収支を帳簿につける習慣を身に付けており、事業が祝福された後には、40名もの職員を雇って収入と献金額を正確に計算させた。それ以外も、彼は、多大な寄付をしていたが、彼自身は倹約を努め、質素な生活をしていた。
母は、息子が世界で最も裕福な男になるのを見てから、天に召されるが、彼女は、彼の信仰をまだ心配していたため、死ぬ前に、十の戒めを彼に残した。すなわち、1,神を実の父以上に敬う。 2,神を尊重するごとく牧師を尊重する。 3,常に右ポケットを、十分の一を入れるために確保し、主日に捧げる。 4,誰とも敵対しない。 5,礼拝に出席する時、最前列に座る。 6,毎朝その日の目標を決定し、祈りを捧げる。 7,寝る前にその日を振り返って祈る。 8,人を助ける事ができるなら、助けるために最善を尽くす。 9,主日礼拝を、自分の所属する教会で捧げる。 10,朝目覚めたら、まず神の言葉・聖書を読む。
これらが彼の家訓となり、生涯、忠実に守った。彼の息子は、1962年、タイム誌のインタビューで言った。
「ロックフェラー家の富は、神のものであり、私たちはただ、(神の)執事です。」
彼はそのようにしたため、経済的感覚が祝福され、20歳で事業を立ち上げた時、これから旬のビジネスは石油である、と早期に見抜いた。彼は、周囲の反対を押し切って石油関連事業に邁進して行った結果、大成功を収めた。彼は、競合他社を買収し、市場の90%以上を占有するに至ったが、あらゆる方面から非難され、彼の会社は30以上の会社に分割されてしまった。しかし皮肉にも、それでかえって株価は急騰し、彼の資産は、5倍以上に増え、彼はさらに富む者となった。祝福の法則に立つ者は、みな、こうなのだ。
そんな中、彼は55歳の時、病に侵され、余命1年と宣告されてしまう。彼は必死に祈り、もし助かるなら、これから後の人生は「莫大な財産を貯める事」ではなく、「莫大な財産を使う事」を使命とした。結果、彼は98歳まで生き、安らかに息を引き取った。彼は90歳を過ぎても、毎日ゴルフをする程、健康だった。
彼の病後の後半生は、世界一の慈善事業家となり、数々の事業を立ち上げた。彼は数千もの教会を建設し、シカゴ大学をはじめ、全米24の総合大学を創立・支援し、ニューヨークに様々な文化施設を建てた。
結局重要なのは、どれだけ貯めるか、という事より、与えられたものをどれだけ有意義に用いるか、である。
御言葉に従って、神の御心を行い、泥棒や虫、さびなどの手が届かない、天に宝を積み上げる事である。
せっかく稼いでも、有意義に使わないまま、死んでしまうなら、稼いだ事自体、無駄な労苦となってしまう。
また、たとえ沢山稼いで、自由にお金を使えた、としても、その使い道が、自分や家族や子孫を悪い方へと導く結果になってしまったり、また、世の中を悪くする方向へと導いてしまったとしたなら、ただこの世に「害悪」をもたらしただけで、むしろ稼がないほうがまだ良かった、という事になってしまう。(ルカ12:16-21)
結局、最高の投資方法とは、まず、神様に十分の一を捧げ、神の国を前進させる事。そうするなら、神様は祝福するために天の窓を開き、資産を蝕む”いなご”を叱り、投資した先が、不作とならないように守り、そうして主は祝福し、全ての国民は「幸せ者」と言うようになり、その地は喜びの地となる(マラキ3:10-12)。
また、大いに人に与え、施しをする事である。そうするなら、押し入れ揺すり入れして溢れるばかりに与えられる(ルカ6:38)。ヨセフやクロス、ロックフェラーのように、与えられたものを神の国のために捧げ、時代の主人公として、大いに用いられて行く皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!