メッセージ - 祭司の一族の成り立ちと責任(出エジプト記6:10-30)

祭司の一族の成り立ちと責任(出エジプト記6:10-30)

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執筆 : 
pastor 2012-11-16 23:13

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『モーセは主にむかって言った、「イスラエルの人々でさえ、わたしの言うことを聞かなかったのに、どうして、くちびるに割礼のないわたしの言うことを、パロが聞き入れましょうか」。』(出エジプト記6:12)
モーセは自分が口下手である事を幾度も言っているし、事実この時点、彼の言うとおり、パロだけでなくイスラエルの人々にさえそっぽ向かれてしまっている。
後に彼はエジプトに大きな打撃を与える者として恐れられ、多くの富を伴ってイスラエル民族をエジプトから導き出すのだが、それは、モーセの指導力や雄弁さによるのではなく、ただ神の力強い御腕による事が、誰の目にも明らかになった。
それ故、私達も希望を持つことができる。
事は、人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのだから。(ローマ9:16)

さて、6章16節から25節までは、後の祭司の一族となるレビ族の系図が記されているが、レビ族が祭司族となったその成り立ちは、中々壮絶である。

民がモーセがいない時、ほしいままに振る舞って偶像を作り、座っては飲み食いし立っては戯れた。
それを見たモーセは、イスラエル全体が滅ぼされないために、偶像崇拝をした者たちを剣で殺すよう命じたが、その時、レビ族は自分の子や兄弟達に逆らっても、主に身を捧げ尽くした故に、主によって祭司の一族に任命された。(出エジプト記32:26-30)
このように、自分の血肉や肉親よりも神を優先し、神の命令を優先する者こそ、祭司として任命される者である。

今や、私達は主イエスにあって、人類を執り成す祭司として任命されており、私達も、自分の十字架を負って主についていく事が、求められている。
『するとイエスは人々にむかって言われた、「神の御言を聞いて行う者こそ、わたしの母、わたしの兄弟なのである。だれでも、父、母、妻、子、兄弟、姉妹、さらに自分の命までも捨てて、わたしのもとに来るのでなければ、わたしの弟子となることはできない。自分の十字架を負うてわたしについて来るものでなければ、わたしの弟子となることはできない。』(ルカ8:21-23)

いかにレビ族と言えども、主が任命された祭司や預言者に逆らって立ち、反逆を試みる者には、恐ろしい罰を与えられる。
コラと仲間たちは共謀してモーセとアロンに逆らい、生きたまま地の底に飲み込まれてしまった。(民数記16章)

祭司の責任は重要で、大祭司の一族であっても、主によって殺されてしまった者もいる。
アロンの長男ナダブと次男アビフは、身勝手な火を主の前にささげたため、主の前から火が出て焼き滅ぼされ、主の前に死んでしまった。(レビ記10章)
しかも、その事件が起こった時、モーセはアロンと三男、四男に、次の事を言った。

『「あなたがたは髪の毛を乱し、また衣服を裂いてはならない。あなたがたが死ぬことのないため、また主の怒りが、すべての会衆に及ぶことのないためである。ただし、あなたがたの兄弟イスラエルの全家は、主が火をもって焼き滅ぼしたもうたことを嘆いてもよい。あなたがたは死ぬことのないように、会見の幕屋の入口から外へ出てはならない。あなたがたの上に主の注ぎ油があるからである」。彼らはモーセの言葉のとおりにした。』(レビ記10:6-7)
大祭司には厳しい責任があり、身内が主に不敬を犯して滅ぼされた場合でも、悲しみの表現をしてはならず、また、主から特別な任職をされているからには、為すべき聖なる務めの場所から離れてはならないのだ。
結局、大祭司の家系は三男エルアザルに受け継がれ、アロンが死ぬ時、大祭司の服は彼に引き継がれた。(民数記20:27-29)

エルアザルの子・ピネハスは、主の忌み嫌われる事を自分も忌み嫌うものとし、主に代わって滅ぼすべき者を彼が代わって滅ぼしたため、主に喜ばれた。
すなわち、イスラエルの民が異邦人の女と不品行をして民全体に災いが下っている時、みんなで悔い改め悲しむべき時なのに、恐れもせず、平然と不品行を続けようとしている者を、槍で刺し通して殺し、そうして疫病がイスラエルの人々に及ぶのが止んだ。(民数記25章)

『「祭司アロンの子なるエレアザルの子ピネハスは自分のことのように、わたしの憤激をイスラエルの人々のうちに表わし、わたしの怒りをそのうちから取り去ったので、わたしは憤激して、イスラエルの人々を滅ぼすことをしなかった。
このゆえにあなたは言いなさい、『わたしは平和の契約を彼に授ける。これは彼とその後の子孫に永遠の祭司職の契約となるであろう。彼はその神のために熱心であって、イスラエルの人々のために罪のあがないをしたからである』と」。』(民数記25:11-13)

このように、祭司の一族、すなわち、礼拝の奉仕者や祈りの香を焚く人、聖歌隊の伴奏者や指揮者、教会の門番、宝物庫の管理など、主のつとめめを為す働き人は、主に聖別された者としての自覚をしなくてはならない。

祭司たるものは、自分の血肉や肉親よりも、主の命じられた事を第一とし、御言葉のガイドラインに沿って右にも左にもそれずに礼拝を捧げ、日々の生活を、聖なる者として送るのだ。
ナダブやアビフのように、自分流の礼拝を捧げては決してならず、油注がれた者として、私情に流されてその務めを手放してはならない。
ピネハスのように、神が忌み嫌われる事を自分の忌み嫌う事とし、滅ぼすべきは主イエスの名によって滅ぼすのだ。

『あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。』(1ペテロ2:9)
皆さんは、キリストにあって王族の祭司としての自覚はあるだろうか。

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