メッセージ - 最新エントリー

クリスマス早天祈祷会

脈々とキリストのいのちを紡いでいく栄光の家系(マタイ1:1-16)
Youtube動画
メッセージ音声

クリスマスイブ礼拝

カテゴリ : 
その他音声
執筆 : 
pastor 2015-12-26 18:11

クリスマスイブ礼拝
Youtube動画
メッセージ音声

クリスマスイブ早天祈祷会

全く新しく生まれ変わらせて下さるまことの光(ヨハネ1:9-14)
Youtube動画
メッセージ音声

マタイによる福音書講解説教メッセージ

この方はまことに神の子であった(マタイ27:45-56)
Youtube動画
メッセージ音声

イザヤ書講解説教メッセージ

サタンへのさばきと神の民への救い(イザヤ27:1-13)
Youtube動画
メッセージ音声

火曜早天祈祷会

罪の泥沼でのたうち回る人達に伸べられた救いの光(イザヤ8:17-9:7)
Youtube動画
メッセージ音声

異邦の王との共同作業により進められた神殿建設(1列王記5:1-18)
Youtube動画
メッセージ音声

『さてツロの王ヒラムは、ソロモンが油を注がれ、その父に代って、王となったのを聞いて、家来をソロモンにつかわした。ヒラムは常にダビデを愛したからである。』(1列王記5:1)

5章には、神殿建設の準備がいかに進められて行ったかが記されている。
その重要な役割を担ったのが、この、ダビデの代から親交のあったツロという国の王ヒラムである。
ツロはガリラヤ湖北西の海沿いにあり、古来より海洋貿易で栄えた。
ソロモン王が建築したエルサレム神殿建設の素材は、主に、このツロからのものであった。

神の民イスラエルの最も聖なる建造物の材料が、異邦の国に由来する、というのは、実に興味深い。
神であられる主は実に、異邦人をも含めた、全世界の主なのである。

『そこでソロモンはヒラムに人をつかわして言った、「あなたの知られるとおり、父ダビデはその周囲にあった敵との戦いのゆえに、彼の神、主の名のために宮を建てることができず、主が彼らをその足の裏の下に置かれるのを待ちました。ところが今わが神、主はわたしに四方の太平を賜わって、敵もなく、災もなくなったので、主が父ダビデに『おまえに代って、おまえの位に、わたしがつかせるおまえの子、その人がわが名のために宮を建てるであろう』と言われたように、
わが神、主の名のために宮を建てようと思います。それゆえ、あなたは命令を下して、レバノンの香柏をわたしのために切り出させてください。わたしのしもべたちをあなたのしもべたちと一緒に働かせます。またわたしはすべてあなたのおっしゃるとおり、あなたのしもべたちの賃銀をあなたに払います。あなたの知られるとおり、わたしたちのうちにはシドンびとのように木を切るに巧みな人がないからです」。』(1列王記5:2-6)

ソロモンはヒラムに、神殿建設のために必要な杉材を輸入したい旨と、その見返りに、望むものは何でも支払う事を申し出たが、彼の申し出の中には、「主(エホバ)」の御名が、頻繁に用いられている。
私達も、主にあって祝福されている事、そして主から知恵が与えられている事を、積極的に世の人にあかしして行くべきであり、そして、彼らも主の礼拝を建て上げるために、主の働きに参加するよう申し出るべきである。

『ヒラムはソロモンの言葉を聞いて大いに喜び、「きょう、主はあがむべきかな。主はこのおびただしい民を治める賢い子をダビデに賜わった」と言った。』(1列王記5:7)
ソロモンのこの申し出に、異邦の王ヒラムは喜び、主(エホバ)の御名を誉め称えた。
これは、ソロモンが主を正しくあかしした故だ。
私達も正しく主の御力と栄光と、そして主が為してくださったあらゆる良き事を人々にあかしする時、人々は喜びをもって、私達と交わりを持ちたいと願うようになるのだ。

『そしてヒラムはソロモンに人をつかわして言った、「わたしはあなたが申しおくられたことを聞きました。香柏の材木と、いとすぎの材木については、すべてお望みのようにいたします。わたしのしもべどもにそれをレバノンから海に運びおろさせましょう。わたしはそれをいかだに組んで、海路、あなたの指示される場所まで送り、そこでそれをくずしましょう。あなたはそれを受け取ってください。また、あなたはわたしの家のために食物を供給して、わたしの望みをかなえてください」。』(1列王記5:8-9)
この異邦の王は、豊かに恵みを下さる主から祝福を受けたソロモンと親交を持つ事が出来る事を、そして、その偉大なる主の事業に共に参加できる事を、とても喜び、ソロモンが受けた莫大な恩恵が、自分達の中に入ってくる事を喜んでいる。

神の民であるキリスト者は、世と分断して生きるべきではない。
主から祝福を受けたキリスト者は、その与えられた祝福を世へと流し出して行き、世も、私達を通して祝福の元なる主に繋げていくべきものなのだ。

『こうしてヒラムはソロモンにすべて望みのように香柏の材木と、いとすぎの材木を与えた。またソロモンはヒラムにその家の食物として小麦二万コルを与え、またオリブをつぶして取った油二万コルを与えた。このようにソロモンは年々ヒラムに与えた。主は約束されたようにソロモンに知恵を賜わった。またヒラムとソロモンの間は平和であって、彼らふたりは条約を結んだ。』(1列王記5:10-12)
1コルは約220リットルだから、その年間に輸出した量はかなり膨大である。
前章でも見た通り、ソロモンの家で消費される小麦や牛、羊は莫大な量であったが、しかしそれでも民は重税で苦しんだのではなく、それだけ貢を収めてなお平和に飲み食いして楽しんだのだ。
民が重い取り立てで苦しみ、王だけがふんだんに飲み食いするとするなら、ただの暴君であるが、ソロモンが健全な信仰に留まっていた時は、民も王も主の祝福で豊かに潤っていたのだ。
こうして主が賜った有り余った富みによって、異邦の杉材を輸入し、そうして神殿が建てられていった。

『ソロモン王はイスラエルの全地から強制的に労働者を徴募した。その徴募人員は三万人であった。ソロモンは彼らを一か月交代に一万人ずつレバノンにつかわした。すなわち一か月レバノンに、二か月家にあり、アドニラムは徴募の監督であった。・・・王は命じて大きい高価な石を切り出させ、切り石をもって宮の基をすえさせた。こうしてソロモンの建築者と、ヒラムの建築者およびゲバルびとは石を切り、材木と石とを宮を建てるために備えた。』(1列王記5:13-18)
木材や石材を切ったり運んだりするのは、確かに重労働であるが、しかし労働条件はなんと、3ヶ月ローテーションの中で1ヶ月だけ働き、後の2ヶ月は休む、というものだ。
日本では、「年間休日数」として120日という数字はよく見るが、当時のイスラエルはそれが逆転して、「年間労働日数」が120日くらいで、それだけ働いても充分労働者の生活が賄われるほどの報酬が払われていたのだろう。
労働条件までも、祝福につぐ祝福である。

異邦人たちは、イスラエルの民が、主に祝福されている有様を見、彼らを祝福してくださった主を誉めたたえ、共に主の事業に参加した。
こうして主に祝福された神の民イスラエルの富は、世界へと流し出され、こうして、全世界に主の栄光と富が、主のおしえと救いが、さらに流れて行くはずだった。
ところがソロモンは途中から主から離れ、女達にそそのかされ、偶像礼拝へと落ちて行ってしまい、主の人類救済のご計画が果たされるのは、もっと後押しになってしまった。
人は何度、主を残念がらせただろう。

元々、ソロモンに祝福が与えられたきっかけは、彼が「聞き従う(シェマー)」心を求めたからだった。
私達は常に主に聞き従う心をキープし、ますます祝福されて行く者でありたい。

ソロモンに与えられた莫大な祝福(1列王記4:1-34)
Youtube動画
メッセージ音声

イスラエルの人々は、神がソロモンに大いなる知恵が与えられたのを見て恐れ、彼がさらに大いなる者となって行く様がこの4章に記されている。

『ソロモン王はイスラエルの全地の王であった。彼の高官たちは次のとおりである。・・・』(1列王記4:1-6)
1節から6節までは、王の元での高官達の名前がリストアップされている。
その中には、ダビデ王の時代に、ダビデ王に仕えた人達の名前もちらほら登場する。

『ソロモンはまたイスラエルの全地に十二人の代官を置いた。その人々は王とその家のために食物を備えた。すなわちおのおの一年に一月ずつ食物を備えるのであった。その名は次のとおりである。・・・』(1列王記4:7-19)
7節から19節には、ソロモンがイスラエル全土に置いた、十二人の代官の名が記されている。
代官たちはそれぞれ、一年のひと月の間、貢を集めてソロモン王におさめていたが、王に納められる食料の分量は、とても膨大である。(後述)

『ユダとイスラエルの人々は多くて、海べの砂のようであったが、彼らは飲み食いして楽しんだ。』(1列王記4:20)
ダビデ王の時代、彼がイスラエルの人口を数えようとした所、ヨアブから「どうぞあなたの神、主が、民を今よりも百倍に増してくださいますように。」と戒められたが(2サムエル記24:3)今や、その数は数えきれないほどに多くなり、それでかつ、地の産物も豊かに採れたので、食料の心配をする事なく繁栄を楽しんだ。

繁栄は、神の祝福である。
主の御声に聞き従うなら、主がそのような大きな繁栄と祝福を与えて下さる事は、主がモーセの時から示して下さった約束である。
『もし、私が、きょう、あなたがたに命じる命令に、あなたがたがよく聞き従って、あなたがたの神、主を愛し、心を尽くし、精神を尽くして仕えるなら、「わたしは季節にしたがって、あなたがたの地に雨、先の雨と後の雨を与えよう。あなたは、あなたの穀物と新しいぶどう酒と油を集めよう。また、わたしは、あなたの家畜のため野に草を与えよう。あなたは食べて満ち足りよう。」』(申命記11:13-15)
主の御声に聞き従うなら、どんなに産物が祝福されるか、ソロモン王が純粋な信仰を持っていた時の繁栄ぶりを見れば、わかる。
いや、主は当時のソロモン以上に祝福を与えて下さる事さえ、可能なお方である。

『ソロモンはユフラテ川からペリシテびとの地と、エジプトの境に至るまでの諸国を治めたので、皆みつぎ物を携えてきて、ソロモンの一生のあいだ仕えた。さてソロモンの一日の食物は細かい麦粉三十コル、荒い麦粉六十コル、肥えた牛十頭、牧場の牛二十頭、羊百頭で、そのほかに雄じか、かもしか、こじか、および肥えた鳥があった。これはソロモンがユフラテ川の西の地方をテフサからガザまで、ことごとく治めたからである。すなわち彼はユフラテ川の西の諸王をことごとく治め、周囲至る所に平安を得た。』(1列王記4:21-24)
王宮で消費される食料は、とんでもない分量だ。
1コルは約220リットル、だから王の食卓に一日にのぼった分量は、麦粉6600リットル、大麦は13200リットル、いかに王の家が豪勢であったかが、うかがえる。

こんなに食べ切れない程の食料を集めて、何になるのだろうか、と思うだろうか。
いや、主の祝福が下るなら、収穫が多すぎて、有り余ってしまうのである。
『わたしはあなたがたを顧み、多くの子を獲させ、あなたがたを増し、あなたがたと結んだ契約を固めるであろう。あなたがたは古い穀物を食べている間に、また新しいものを獲て、その古いものを捨てるようになるであろう。』(レビ記26:9-10)
主の御言葉を守り行うなら、子供たちはおびただしく多くなって行く。それでいて、穀物倉から食料が尽きてしまう、という事も、一切無い。
新しい収穫物を倉庫に入れる時、そこには昨年穫れた作物がまだ残っており、それを捨てる、という事が、毎年あるのだ。

もっとも、主の祝福なしにこのような豪勢な生活を毎日送るとしたら、それは暴君である。
彼は晩年、人々から重税を取り立てる暴君として人々の生活を苦しめていた。

「ソロモンの一生の間、ユダとイスラエルはダンからベエルシバに至るまで、安らかにおのおの自分たちのぶどうの木の下と、いちじくの木の下に住んだ。」(25節)
ここは元々、「乳と蜜の流れる地」である。
主がアブラハムに与えられると約束されたこの土地は元々、これほど莫大な産物を生み出すものなのだ。
『もしあなたが、あなたの神、主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば、あなたの神、主はあなたを地のもろもろの国民の上に立たせられるであろう。もし、あなたがあなたの神、主の声に聞き従うならば、このもろもろの祝福はあなたに臨み、あなたに及ぶであろう。あなたは町の内でも祝福され、畑でも祝福されるであろう。またあなたの身から生れるもの、地に産する物、家畜の産むもの、すなわち牛の子、羊の子は祝福されるであろう。またあなたのかごと、こねばちは祝福されるであろう。あなたは、はいるにも祝福され、出るにも祝福されるであろう。』(申命記28:1-6)
祝福される条件は、「主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば」である。
そうするなら、次の祝福が待っている。

『主は命じて祝福をあなたの倉と、あなたの手のすべてのわざにくだし、あなたの神、主が賜わる地であなたを祝福されるであろう。もし、あなたの神、主の戒めを守り、その道を歩むならば、主は誓われたようにあなたを立てて、その聖なる民とされるであろう。そうすれば地のすべての民は皆あなたが主の名をもって唱えられるのを見てあなたを恐れるであろう。主があなたに与えると先祖に誓われた地で、主は良い物、すなわちあなたの身から生れる者、家畜の産むもの、地に産する物を豊かにされるであろう。
主はその宝の蔵である天をあなたのために開いて、雨を季節にしたがってあなたの地に降らせ、あなたの手のすべてのわざを祝福されるであろう。あなたは多くの国民に貸すようになり、借りることはないであろう。主はあなたをかしらとならせ、尾とはならせられないであろう。あなたはただ栄えて衰えることはないであろう。きょう、わたしが命じるあなたの神、主の戒めに聞き従って、これを守り行うならば、あなたは必ずこのようになるであろう。』(申命記28:8-13)

この祝福はまさに、ソロモン王が、主の御声に聞き従う心を求めた故であり、そしてこの時は実際、聞き従っていたからである。
しかし、聞き従う事をやめてしまって他の神々に向かうなら、それら祝福とは真逆のことが起こってしまう。
それは、徹底した呪いである。(申命記28:8-15節以降)

『ソロモンはまた戦車の馬の、うまや四千と、騎兵一万二千を持っていた。そしてそれらの代官たちはおのおの当番の月にソロモン王のため、およびすべてソロモン王の食卓に連なる者のために、食物を備えて欠けることのないようにした。また彼らはおのおのその割当にしたがって馬および早馬に食わせる大麦とわらを、その馬のいる所に持ってきた。』(1列王記4:26-28)
モーセは、王たる者は自分のために馬を多くしてはならないと、主の御言葉を伝えた。
『王となる人は自分のために馬を多く獲ようとしてはならない。また馬を多く獲るために民をエジプトに帰らせてはならない。主はあなたがたにむかって、『この後かさねてこの道に帰ってはならない』と仰せられたからである。また妻を多く持って心を、迷わしてはならない。また自分のために金銀を多くたくわえてはならない。』(1列王記17:16-17)
ソロモンはこれからさらに多くの女をめとり、金銀を増やし、また、馬も多く増やそうとして行く。
彼が主から心を背けてしまう兆しが、既にあらわれているが、彼は父ダビデの故に、すぐに呪いが来るという事がない。

ソロモンに与えられたのは、富や栄誉ばかりではない。
『神はソロモンに非常に多くの知恵と悟りを授け、また海べの砂原のように広い心を授けられた。ソロモンの知恵は東の人々の知恵とエジプトのすべての知恵にまさった。彼はすべての人よりも賢く、エズラびとエタンよりも、またマホルの子ヘマン、カルコル、ダルダよりも賢く、その名声は周囲のすべての国々に聞えた。彼はまた箴言三千を説いた。またその歌は一千五首あった。彼はまた草木のことを論じてレバノンの香柏から石がきにはえるヒソプにまで及んだ。彼はまた獣と鳥と這うものと魚のことを論じた。』(1列王記4:29-33)
彼には、世の中の知恵者では誰にも叶わない、素晴らしい知恵が与えられた。
彼は、文学的・芸術的感性ばかりでなく、建築学や自然科学、サイエンスの面でも、あらゆる方面のエキスパートだったのだ。

主は、これ程までに、富と栄誉を、そして知恵を与える事の出来るお方である。
これらが彼に与えられたのは、「主に聞き従う心」を求めたからであり、当初はそれを守って主のために正統に用いたからだ。
ただ彼の場合、主への誠実を最後まで貫かなかったから、この繁栄も続かず、子供たちにその知恵が継がれる事も無かった。

もしもソロモンが、最後まで、主への誠実を貫き通していたなら、もっともっと祝福され、富も、栄誉も、知恵も、増し加えられた所だろう。
主に聞き従うなら、これ程大きな富と栄誉、知恵、祝福が与えられる、という望みを持って、主に従って行きたい。

時の初まりから用意されていたキリストのおとずれ(ルカ1:67-79)
第一礼拝 Youtube動画 / 音声
賛美集会〜第二礼拝 Youtube動画
賛美集会音声
第二礼拝音声
週報/メッセージ(説教)概要

アドベントもいよいよ第4週となり、4つの火が灯った。アドベントにろうそくを灯すのは、永遠の昔から神によって定められていた「世を照らすまことの光であられるキリスト」を覚えるためだ。今回、神がどれほどの熱心をもって人類を救おうと、そのご計画を立てておられたのか、ヨハネの父ザカリヤの賛歌から見てみたい。

「主なるイスラエルの神は、ほむべきかな。神はその民を顧みてこれをあがない、わたしたちのために救の角を/僕ダビデの家にお立てになった。」(ルカ1:68-69) バプテスマのヨハネの父、祭司ザカリヤは、息子ヨハネが生まれた時、御使いによって閉ざされていた口が開き、聖霊に満たされ、主を喜びたたえた。
この有名な賛歌は「ベネディクトゥス(ラテン語で「祝福があるように」の意)」と言われているが、彼が喜び称えたのは、老齢でやっと子が誕生したからではない。この賛歌の主人公は、神と、救い主キリストである。
なぜ彼は喜び称えたか。それは、神は、その民を「顧み(見舞う、よく探す)」、「あがない(買い戻し)」をして下さったからである。主がその民を顧みて、買い戻しをして下さる事は、遥か昔から預言されていた。
『古くから、聖なる預言者たちの口によってお語りになったように、わたしたちを敵から、またすべてわたしたちを憎む者の手から、救い出すためである。』(70-71) この「古くから(apo aionos)」は「今まで続いている一連の”時”の、一番始まりから」を意味し、主は人類を憎む敵から救い出す事を、時の初まりから、ご計画されていた。まことに神は、天地の造られる前から、私達をキリストにあって選び、御前にきよく傷の無い者となるように、愛をもって、あらかじめ定めておられたのである。(エペソ1:3-5)

私達を憎む敵は、サタンであり、サタンは私達が愛されている事を歯ぎしりして憎み、神から離れさせようと、エデンの園でそそのかし、人類に罪と死を導入させてしまった。
主は、人に罪と死が導入されてしまって以来、人類を贖い出すため、遥か昔から手を打っておられた。
キリストの降誕が、一番最初に預言された箇所はどこか、ご存知だろうか。アダムとエバによって罪と死が人類に導入されたのは創世記3章6節であるが、そこから10節も数えぬ「創世記3章15節」からである。
エバが蛇にそそのかされ、禁じられていた実を食べてしまった時、神が蛇に「お前と女、お前の子孫と女の子孫の間にわたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕きお前は彼のかかとを砕く」と言われた、その所だ。
人類の贖いのために重要なキーパーソンが、賛歌の中で登場する「僕ダビデ」と「父祖アブラハム」である。
主は、人類全体はアブラハムの子孫によって祝福に入る事を約束され(創世記15:1-6)、アブラハムの子孫・イスラエル民族へと託した律法によって、神の基準を明示し、さらに降って、僕ダビデから永遠に続く一つの家、一つの王国を建てる約束を与え(1歴代誌17:4-15)、こうして主は、時代から時代へと、世代から世代へと通して語り継げ、贖いの計画を整え、満を持して、ダビデの末からキリストが生まれたのだ。

『幼な子よ、あなたは、いと高き者の預言者と呼ばれるであろう。主のみまえに先立って行き、その道を備え、罪のゆるしによる救を/その民に知らせるのであるから。』(76-77) ゼカリヤは、老年にしてやっと得た自分の息子に自分の名をつけ自分の思い通りに育てたいとは思わず、主に示された通り「ヨハネ」と名付け、遠大なる主のご計画に従い、彼が主の道を整える事に用いられる事を喜んでいる。 その彼の役割は、悔い改めによって主の道を整え、アダム以来問題であった罪のゆるしによる救いを告げ知らせる事である。

『これはわたしたちの神のあわれみ深いみこころによる。また、そのあわれみによって、日の光が上からわたしたちに臨み、暗黒と死の陰とに住む者を照し、わたしたちの足を平和の道へ導くであろう。』(78-79)
イザヤも告げている。「暗やみの中に歩んでいた民は大いなる光を見た。暗黒の地に住んでいた人々の上に光が照った。・・・ひとりのみどりごがわれわれのために生れた・・・そのまつりごとと平和とは、増し加わって限りなく、ダビデの位に座して、その国を治め・・・万軍の主の熱心がこれをなされる。」(イザ9:2-7)
クリスマスというと、夜、暗闇の中に光がぴかぴかと光るイメージがある。時の初めもまた、暗闇であった。
しかし主が「光よあれ」と言って光を創造し、無味な混沌から、命が輝く秩序へと、創り変えられて行った。
キリストこそ世を贖うまことの光であり、このお方が暗闇の世界にプレゼントされた日を祝うのが、クリスマスである。このクリスマスが救いの喜びに溢れる皆さんでありますように、イエス様の名によって祝福します!

金曜徹夜祈祷会

城壁が壊されている事をうめき執り成すネヘミヤ(主の慰め)(ネヘミヤ1章)
Youtube動画
メッセージ音声

メインメニュー
礼拝ライブ中継

礼拝ライブ中継!

礼拝ライブ中継!

過去の礼拝映像も視聴できます

メッセージ
このページを紹介!

 
 
 
礼拝週報
メッセージ音声
携帯メールで毎日メッセージを購読!無料!

以下コードを読み込み、空メールを送信すれば登録できます。

パソコン/ウィルコム/スマートフォンで受信:以下にメールアドレスを入力下さい。

メルマガ購読・解除
日々のバイブルメッセージ
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
Podcast

以下画像をitunesへドラッグすれば、更新が自動的にPodcast配信されるようになります。

※2020/1/1より以前に登録された方は、再度、以下Podcast画像をitunesへドラッグする必要があります。

 主日礼拝ポッドキャスト

定期祈祷会ポッドキャスト

その他音声 ポッドキャスト

検索
Copyright ©Yokohama Voice of Christ Church 横浜天声キリスト教会
All Rights Reserved.
 〒231-0058 神奈川県横浜市中区弥生町2-17 ストークタワー大通公園?-201
TEL/FAX:045-326-6211

ephes_03-tensei@ yahoo.co.jp
© 2022 Powered by XOOPS Cube 2.1
Welcome Guest